はじめに
タイトルの通りです。MAMIYA645用の中望遠レンズで、最も古い初期型のものを購入してみました。
M645システムって結構レンズが充実しています。中判システムをしっかり作れるマミヤって凄いメーカーだったんですね。既に所有しているSEKOR ZOOM ULD C 105-210mmや、Mamiya MACRO A 120mmは素晴らしい性能で気に入っています。細かく言えば現行のGFレンズには一歩劣りますが…
このM645用レンズは同じ焦点距離でも世代が何種類かあり、古いレンズの性能は劣るそうです。ですが情報が全然ありません。マイナーだったんですかね。。。ならば、実際に買って確かめてみようと思いったった次第です。既に所有しているレンズは最も新しい世代なので、今回は初期型レンズを買ってみました。SEKOR C 150mmF4.0です。(写真は参考のためGF45mmF2.8とセット)
不遇なマミヤレンズ
このレンズをチョイスした理由は単純、安かったから。某オークションで1080円という驚愕の価格でした。他にも、105-210mmのズームレンズは5000円で入手していたり、お買い得なレンズが何本かあります。
で、この辺の情報収集のために古いカタログを購入してみました。すると、105-210mmのズームレンズは定価158,000円。価格の大暴落っぷりは衝撃です。もちろん高いレンズが素晴らしい訳ではありませんが、昔はお高かったレンズが超格安で入手できるのは嬉しかったり。でも需要の少ないオールドレンズってちょっと悲しい存在ですよね。。。
レビューと実写
で、実際に撮影してみた感想は「初期型レンズは力不足、しかし魅力ある描写」でした。GFX50Rで使用すると明らかに解像力分足です。純正GFレンズ > 最終型M645レンズ >> 初期型M645レンズ…といった塩梅ですかね。ぱっと見は悪くないのですが、等倍まで拡大するともやーっと解像していません。これが気持ち良くない。ただしこれは5000万画素のGFXで使用した場合で、2000万画素クラスのセンサーなら気にならないと思います。
砂浜を最短でF4.0→F5.6→F8.0と撮影したのでご紹介。
F4.0
F5.6
F8.0
作例など。
カリカリの描写ではないので、水はトロリとした描写になります。この辺をうまく使いこなせれば楽しそうですね。
色表現は良くも悪くもオールドレンズ。空のオレンジはきれいです。でも等倍にするとフリンジやモニョっとした木々やらの粗は目立つかな。
おわりに
マイナーなMAMIYAレンズの中でも人気がなさそうなレンズ「SEKOR C 150mm F4.0」についてレビューしてみました。というかちゃんとしたレビュー記事を書くのは初めてなのに、その対象が超マイナーレンズという…誰得?な一本になってしまった。。。まぁ150mmレンズは特に情報が少ないのでいつか誰かの役に立てばいいですね。