shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

一面の橙 #虫明・迫門の曙

前回、一定の成果はあったものの曇り空だった虫明・迫門の曙。好条件の日があったのでリベンジしてきました。金に輝く海は写真に収めて満足していたのですが、やはりオレンジに染まる海も撮ってみたいとも思っていたのです。

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今回は見事リベンジを果たすことができたので、時系列で空の変化をご紹介。


日の出30分前

セットアップ完了。日の出は6時ちょうどです。しかし東の空に怪しい雲が…この後、日の出ギリギリまで曇っていたのでかなりヤキモキしながら待機していました。

12分前

海に変化が現れました。うっすらピンクの海が上品です。

11分前

たった1分間で一気に空も海もオレンジに染まってきました。この時点で前回と全然海の色が違って、期待でドキドキしています@笑

5分前

低空に雲があり、太陽が顔を出すまでにはまだ時間的猶予があります。広角レンズに交換して全体の雰囲気も残しておきました。ピンク成分は無くなってオレンジですね。

ご来光

今回は良いタイミングで拝むことができて一安心です。ただ、このタイミングではまだ海は暗くあまり綺麗ではありません。

1分後

光の変化が劇的に早まりました。海も空も一面の橙です。ああ、頑張って早起きして良かった…!

5分後

太陽が雲から完全に姿を表し光に包まれました。海の反射が美しいので大好きなタイミング。細かな波の緻密な動きが太陽に照らされて綺麗です。

この後すぐに太陽は雲の向こうに隠れ、海は静かになりました。賑やかだったのは日の出10分間ぐらいの短いタイミングだけ。その間興奮しながらも確実に写真を撮ることができました。この辺は前回の経験があったからこそでしょう。

難しかったのはレンズ交換。今回はSEKOR C 35mm F3.5N、SEKOR C 210mm F4.0N、SEKOR C 300mm F5.6Nの3本のMAMIYA645用単焦点レンズを交換して運用していましたが、単純にレンズ交換作業が頻繁で大変でした(太陽が大きい2枚が300mm、そうで無い望遠が210mm、広い2枚が35mmです)。撮影機会を逃さないためにも望遠域は純正の望遠ズームレンズとテレコンが欲いですねぇ。とても買えるお値段では無いので、このスタイルはしばらく続くと思いますが。

レンズ交換は大変だったものの、今回の撮影で、今まであまり印象の良くなかった210mmと300mmの2本の評価が私の中でうなぎ上りです。細かな都市風景は少し苦手な印象なものの、こういった風景写真では純分な仕事をしてくれました。やはり良い写真が撮れるとレンズに対する信頼感がグッと増しますね。ちなみに今回の写真は現像時に彩度強調は最大+5までです。鮮やかなオレンジをレンズとセンサーがありのまま(美しく)表現してくれました。


ということで見事リベンジを果たすことが出来ました。正直現地に着いた時は、前回と同じぐらいかも…と危惧していたので一安心の結果です。時間経過とともにどんどん景色が綺麗になっていったので、シャッターを切る度に「今日イチはこれだ!」と思える、なんとも楽しい撮影でした。個人的には最後の写真が一番のお気に入りです。この写真はA3ノビでプリントしよう…!