shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

丹後半島の海

私の自宅から日本海までは最短で北上すると160kmほど、片道100kmぐらいなら「ちょっとそこまでランチ」感覚です。60kmの差ですがこれが心理的に結構大きい。そして丹後半島は更に50kmぐらい遠いのでしっかりツーリング感覚です。日本海と半島の山のコントラスト、山に張り付く道路を走る楽しみ、魅力的ですがなかなか足は伸びないんですよね。ですが「よし行こう」と決めて淡々と県を縦断してしまえば気分爽快です。


断崖絶壁の上にある国道。ちょっと展望台に止まればこの景色。お見事。青い海と僅かに霞む遠景が春を感じさせますね。

 

日本海に迫り出す半島。青と緑のコントラストが非常に爽やか。GFXを買ってからこういう緻密な対象は撮っていて本当に気持ちいいです。

 

丹後半島の良さは遠景だけではありません。国道からちょっと逸れて港町まで降ってゆくと、一気にのどかな雰囲気です。

 

小さな港町の舟屋。屋根の上の草がたまりません。

なんとなく「紅の豚」に出てくるポルコ・ロッソの秘密基地を連想して撮りました。

 

伊根の舟屋群。複数の舟屋がズラーっと並ぶ様は見事です。山と海の境界を仕切る線になっているのが面白い。

 

日本海は荒れ海、鈍色の海が水平線まで続く…というイメージが強いです。しかし時期を選べば青く穏やかな表情を見せてくれるんですよね。それに絶景だけでなく自然と生活の調和もあり、バイクで走っても爽快。日帰りツーリングとして適度な場所に丹後半島があるのは有り難なぁと改めて感じました。