shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

安富 関の大カツラ - 山へ

舗装された道から離れて本格的に山を登ります。看板には「0.1m 約5分」とあります。階段は急に見えますが5分なら大した事なかろう…と思っていました。ですがそれは甘い考えで、運動不足の体には厳しかったです。。。キッツイ。

 

さらに悪い事に、途中から道が無くなりました。カツラの木は水辺に生える傾向があり、ここのカツラも同様です。結構な急斜面なのに小川があるんですよね。どうもここ数年頻発している豪雨の際に小川が急流と化し、脇の山道も押し流したみたい。所々に階段に使われていたパーツが埋もれていました。結局、舗装路の分岐からカツラ到着までは15分ぐらい掛かったと思います。

斜面度合いを表現するのは難しいですね。。。石の転がる斜面を這い上がってゆきます。

 

で、ふと視界が開けたと想うと、薄暗い山の中、差し込む光に照らされたカツラの木がありました。濃い緑の中でもすごい存在感です。

 

左下の倒木は多分流木ですね。。。

 

カツラの周囲はちょと開けていて、巨石があったり小さな滝やせせらぎがあります。道が残っていれば結構ウロウロして楽しめそう。

ここで小さなアクシデントがありました。せせらぎの写真を撮っていると、いつの間にか首筋にヒルが張り付いていたのです。首のタオルは暑くて外していたのが失敗でした。カバンに入っているティッシュで掴んで撃退しよう、急いでやろうと焦って斜面を降り出した所でずるっと滑って尻餅をつきました(カバンはちょっと下の場所に置いていた)。怪我や機材の故障はなかったものの、焦って行動すると的面にミスが起きますね。要注意だなぁと実感した次第。

 

持って行ったレンズはGF50mm、大きな木を撮るには焦点距離が長すぎです。しかし超広角レンズは持っていないので仕方ありません。足を使って引いたり、あえて寄ってみたり、色々工夫してなんとか撮りきりました。苦労はするものの工夫するのは楽しいですね。それで納得できる写真が撮れているので問題なしです。

 

関の大カツラ写真はこれにて終了、頑張る甲斐のある被写体でしたが、最後の登りは結構大変です。前の記事でも書きましたが、音水渓谷の方が楽にアクセスできて同じ様な緑の写真は撮れるのでオススメですね。