はじめに
私の趣味は写真とバイクの2つ。ですが、ここ数年(コロナになってから)F1観戦も楽しんでいます。モータスポーツレースの最高峰というのが魅力ですね。クルマもカッコいい!
コロナの影響で日本GPは先の2年は開催されず。今年は3年ぶりにレースが開催されるということで、満を辞して鈴鹿サーキットへ観戦に行ってきました。参加できたのは初日の金曜日だけですが…グランプリは3日間で大雑把に、練習の金曜/予選の土曜/決勝の日曜というスケジュールです。もちろん予選や決勝も見たかったのですがチケットが取れませんでした。お金的にもチケット争奪戦的にも…まぁ1日だけなら神戸からでも日帰りで行けますし、いきなり3日間参加するのも大変そうなので金曜だけでオッケーということにしています。真っ当なスタンドのチケットは3日で5万円以上しますから。
始発で出発
朝は始発に乗って出発です。サーキット最寄りの白子駅までは3時間の列車旅。
いざ鈴鹿。
— shigitoki (@shiginununu) 2022年10月6日
初めてのF1。行けるのは今日だけ。寒い、雨、出走するのか?という不安を抱えての出撃。楽しみたいぜ。 pic.twitter.com/yKxLHzGmhG
鶴橋から白子までは近鉄の特急アーバンラーナーなるものに乗りました。デラックスシートを取ったので快適無敵です。
移動中も写真撮ってれば楽しいしね!お得な人種です。
精神を削る待機列
白子駅に着くとサーキットまでのシャトルバスで長蛇の列です。1時間強並びました。人混みと行列は苦手なのでかなりナーバスな気分でしたね。雨ですし。「ここで大阪に引き返して写真展でも見に行こうかしら?」と何度も考えました。
ちなみに、帰りの鈴鹿サーキット→白子行きのシャトルバスも1時間待ち、また所要時間も1時間弱掛かりました。
最寄りの白子駅でバス待ち1時間経過。防寒、雨対策はバッチリやけど、そろそろ辛くなってきた。 pic.twitter.com/gEi7QKbj1H
— shigitoki (@shiginununu) 2022年10月7日
ようやくサーキットに到着しました。しかしこの後、まーた並ぶことになります。レッドブルのミニカーが欲しかったので購入列に直行。バス行列で間隔が麻痺してきたのでこの待機は無心でした。ペレス選手とフェルスタッペン選手のモデルを無事ゲットできたので満足。私が購入した時点でどのモデルも欠品間近に見えました。
鈴鹿サーキット着。4時間掛かったー。
— shigitoki (@shiginununu) 2022年10月7日
近い様な、遠い様な。そしてまた並んでる。 https://t.co/PuzqtwCZlK pic.twitter.com/DFwuA36Btk
GPエントランス
買い物を終え、ミニカー以外にも買い込んだ戦利品はヤマトさんで発送して(有難い)ようやく活動開始です。GPエントランスを抜けてGPスクエア(メイン広場?)に移動。ここは完璧にF1仕様になっていて感動しました。F1開催サーキットに来たんだなぁと実感した瞬間です。
今年で引退するベッテル選手のボード。
間近で見るF1マシン
昨年のトルコGP「ありがとう」仕様のレッドブルRB16Bが展示されていました。初めてF1マシンを直近で見て感動です!カーボンで隅々まで緻密に作られていて綺麗な工芸品の様。カッコいいんですがそれよりも綺麗だなぁと感じました。まぁ1台ウン億円の車両なので当然といえば当然ですが…クラッシュするとこのパーツが壊れてしまうのは勿体ないですね。
角田選手のAT02の特別展示もありました。驚異的な速さで一気にF1まで駆け登ったことがよく分かる展示。すごいキャリリアです。
走るF1マシン
金曜日はほとんどのスタンド席は自由席になります。この日は換算85mmのレンズしか持っていなかったので、この焦点距離でも撮影できそうなBスタンドでフリー走行1回目を撮影することにしました。雨の金曜でもグランドスタンドやAスタンドはもちろん、Bスタンドもほぼ満席です。すごい人気だなぁ。(この日の来場者数は38000人、土曜は68000人、日曜は94000人だったそうです)
フリー走行1回目、角田選手が出走してきます。みんな拍手!私もここで今日初めて「来て良かった!」と心の底から思いました。雨の行列は精神力を削られますからね。。。初めてF1サウンドを聞いたのですが、DAZNやYouTubeで聞いたよりも低音が響いて迫力があります。「バロロロ!」って感じ。かっこええ…
フルウェットタイヤで水飛沫を上げながら走る周選手。アルファロメオのロゴカッコいい…
前に車がいたら視界は悪いでしょうねぇ。目線は低いですし。捨てバイザーをめくってもすぐ雨粒だらけになりそう。
2コーナーを抜けた先に川があって、たまにスライドしていました。アクアプレーニングでしょうか。オソロシ。
こちらはメルセデスのラッセル選手。やっぱりタイヤの巻き上げる水飛沫がすごい。
流し撮り開始
この日の目標は流し撮りで1枚完璧な写真を撮ること!でした。フリー走行1回目は練習、2回目で確実に1枚撮る作戦です。私は普段流し撮りは全然やらない素人で、GFX100Sはモータースポーツを撮影する様な高速機の対極にあるモデル。ちなみに一脚を忘れたので手持ちです。。。撮影者も機材も流し撮りに向いていないので、目標設定は低目にしました。
アルファロメオ・レーシング・オーレン #77 バルテリ・ボッタス選手(これが一番止まってた)
結果は大成功です。ガチピンの写真は4枚、そこそこ写っていたものを含めると10枚ぐらい納得の写真がありました!嬉しい限りです。GFX100SでF1を流し撮れたわけですから。これは貴重な写真な気がします(笑 基本的に同じ構図ですが…悔いなし!
スクーデリア・フェラーリ #16 シャルル・ルクレール選手(フェラリーとアルファロメオはAFの合焦率が良かったです赤いから?)
BWT・アルピーヌ・F1チーム #14 フェルナンド・アロンソ選手
メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ #44 ルイス・ハミルトン選手
オラクル・レッドブル・レーシング #11 セルジオ・ペレス選手(レッドブルはAFがちょっと奥ピン傾向でした。紺色はダメ?)
おわりに
同じ構図ばかりですが、目的の写真は満足できる撮れ高でした。焦点距離はサーキット撮影としては短いものの、GFX100Sで撮ったと考えれば上出来だと思います。1/15~1/30ぐらいのシャッタースピードで撮れてますし、AFもそこそこ合焦していましたから。一脚もありませんしね。もっと焦点距離が伸びたら難しかったでしょう。焦点距離の長い望遠レンズはカメラマンチケットが必要なので、GF110mmはトータルでベストチョイスだったかも。ちなみに、翌日は胸筋が筋肉痛でした。さて、満足な撮れ高でしたが、だからといって「GFXでもF1撮れる!高速AF機なんていらないw」とは言えません。基本的にGFXシリーズは動体は苦手です。無理、と思ってもいいでしょう。今回は「GFXでも撮影できる」針の穴の様な条件を、何とか突けただけ、と思ってます。そういう意味でこのカメラの習熟度が上がってきた今年だから撮れた写真かもですね。去年だったら無理だったかも。何にせよ流し撮りしたいならX-H2Sとか、Z9とかR3とか、APS-Cの高速機を使うのが吉です。
雨とはいえグランプリのお祭り気分は楽しめましたし、走るF1マシンも感じることができ、メインの撮影も成功。列待機や雨は辛かったですが楽しめました。来年も金曜日には参加したいですね。土日は…お金と気力体力と要相談で考えます(笑