shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

東京光学プリモフレックス オートマットを買いました

東京光学 Primoflex Automat L, Topcor 75mm F3.5, 1/500 F11.0 ISO400, フジカラーPRO400H

 

今年の6月にローライコードを買って以来すっかり中判フィルムにハマっています。そしてタイトルの通り、新たに東京光学の二眼レフPrimoflex Automat Lを買ってしまいました。二眼レフ2台目です…(国産の二眼レフは安いですね)

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将来的に娘が写真に興味を持つかどうかは分からないけど、今興味持ってくれるのでも嬉しいよね。スクリーンが見やすいので子供でも使いやすいみたい。小さなファインダーは難しいとのこと。写真趣味の父はこういう写真撮りたいのだ。

 

私が中判フィルムカメラで写真を撮る理由は2つ。フォーマットの大きさ由来の高画質と、スクリーンを覗いて撮影するのが楽しいからです。昨今のフィルムの価格は高騰してますが、同じセンサーサイズのデジカメを買うことを考えればお手軽です。価格 × 画質レシオはまだ優秀なハズ。2つ目のスクリーンは…感覚的な話ですが好きになっちゃったってことですね。(だからと言って「スクリーン越しの私の世界」みたいな恥ずかしいタグは付けませんが。正確にはテイクレンズ越しですし私が見てるのはビューレンズ越しだし)

東京光学 Primoflex Automat L, Topcor 75mm F3.5, 1/500 F8.0 ISO400, フジカラーPRO400H

ローライコードも大変気に入っていますが、新たにプリモフレックスを購入した理由はローライコードの不満点を解消したかったから。

  1. セルフコッキング欲しい(フィルム巻き上げとシャッターチャージが同時に行われる機構ね)
  2. レリーズが横方向の押し込みというのは手ブレの危険性大で気を遣う
  3. 晴天以外はスクリーン見えない。

このあたりが理由です。私の買ったプリモフレックスは最終モデルで機能的に熟成されているので不満点はしっかりクリア、快適です。1957年製ですがMade In Japanの息吹を感じます。逆にこのカメラ最大のイマイチポイントはライトバリュー。初めて使いましたが超ウザいですね。何勝手なことしてくれちゃってんの?と思います。

東京光学 Primoflex Automat L, Topcor 75mm F3.5, 1/50 F5.6 ISO400, フジカラーPRO400H

プリモフレックス、撮影は快適でしたが撮れ高も抜群でした。一番驚いたのはトプコールレンズの性能です。この猫ちゃんの解像といったら…上の店内写真の扇風機の立体感も凄い。ローライコードのクセナーも良いレンズだと心の底から思っていましたが、トプコールはアッサリ超えてきましたね。同じ時代のレンズなんですけどね。

東京光学 Primoflex Automat L, Topcor 75mm F3.5, 1/100 F5.6 ISO400, フジカラーPRO400H

今回の写真は全てフジカラーPRO400Hで撮影しました。ネガです。こないだまで散々ポジがいい!ポジがいい!と言っていたのにファーストライトがネガ?と自分でも思うのですが、実は知人からお値打ち価格で譲って頂き沢山所有しておりまして。折角なので…と考えて詰めてみましたが、ネガの良さもしっかり感じることができました。先人達のおっしゃる通り諧調は圧倒的にネガの方が粘りますね。ポジだと橋脚のシャドウ部分は闇になっちゃうはず。ISO400の粒状感とトプコールレンズの解像力の組み合わせも絶妙です。ローライコードはポジ、プリモフレックスはネガ機にしようかな?

東京光学 Primoflex Automat L, Topcor 75mm F3.5, 1/250 F11.0 ISO400, フジカラーPRO400H

最後に、私が二眼レフの情報を収集する時に最もお世話になったHPをご紹介。「二眼里程標」さんです。凄い情報量で大変参考になります。興味がある方は是非是非。

www.tlr66.com