shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

レストランの窓際でトーンを見た

娘と2人で窓の大きなレストランに行った時のことです。さんさんと陽が差して店内は暖か。ですが大きな雲が太陽を隠しました。当然光は失われる訳ですが…それでも雲越しの太陽に微かに照らされる部分があるわけです。その影に思いっきりトーンが見えたんですね。驚きました。

さーてカレーを食べようかと思った瞬間影って、ブロッコリー付近にトーンが…慌ててスプーンをカメラに持ち替えました。

FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2.8 1/250 110 mm ISO 640

ピザの縁の内側。

FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2.8 1/400 110 mm ISO 1250

トマトのアイキャッチ(ハイライト)部分の反対側。

FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/3.2 1/400 110 mm ISO 1250

スカートの凹凸。

FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2.8 1/500 110 mm ISO 1250

もう気分はムスカ状態です。「見える!見えるぞ!」ってね。太陽が隠れたのはものの数十秒で、すぐに元の明るい穏やかな店内に戻りました。一瞬の出来事。

私は写真を撮るキッカケは「いいな!」が目についた時、感覚的な動機です。なのでなるだけそういうタイミングや対象を増やしたいんですよね。その下地になればいいなと思って写真集をよく買っています。最近トーンに敏感だなぁという自覚があるのですが、それは今年購入した渡部さとるさんの『da.gasita』を見た影響が大きい。米沢をモノクロで撮影された写真集なのですが兎に角トーンが豊か。分かりやすいのです。今までなんとなく検知はしつつも分かっていなかった物に名前が付いた感覚。少し成長できた様に思えて嬉しいですね。