今回はこちらの記事の続きです。
隠岐諸島は約180の島と4つの有人島で構成されているそうです。今回の旅で私が訪れたのは隠岐の島と西ノ島。隠岐の島を拠点にして活動していました。隠岐の隠岐の島。なんだかややこしいですね。
現地の方は隠岐の島を「島後(どうご)」、残りの3つの有人島を「島前(どうぜん)」と呼んでいました。会話の中で突然「どうぜん」と言われても咄嗟に反応出来なかったです(笑
さて、隠岐の島は海岸線長211km、最高標高608mという組成です。結構広いです。そして地図で見る以上に島は山でした。バイクで走っていても(海岸全沿いは)アップダウンの激しいワインディングの連続でとても楽しい!逆にちょっと島の中央の山間部に入ると、海の気配は一瞬で消えてしまいます。山間部の道は兵庫県の酷道や険道に雰囲気は似てたかな。空、海、山、風景が大好きな私には天国の様な島でした。
フェリーで上陸し、10分も走るとこの景色です。めちゃめちゃ美味しい…
山に入るとこんな感じ。緑は濃くて深いです。濡れた路面がいかにも、といった感じ。
ちょっと山を抜けるとすぐに海が見えます。お手軽に絶景。しかし飽きません。レンズはGF20-35mmが付けっぱなしです。往路では画角の広さにたじろいでいましたが、この頃に少し慣れてきた実感がありました。
今度は杉林をハイキング。写真を見返していると、隠岐の島をぐるっと回りながら色々楽しんでたんだなぁと我ながら感心します。これでも当日は訪問場所を厳選したつもりでしたが、もう少し削っても良かったかな。でもその時は楽しくて楽しくて、1分1秒を満喫していました。
木漏れ日がいい塩梅になっている場所を探しながら歩き、撮る。楽しかったなぁ。
さて、海と山から離れて国道を走ると田園風景です。海の深い青と山の濃い緑から一気に雰囲気が変わって人里になりました。見知った景色ではありますが、コロコロと雰囲気が変わるのが嬉しくて写真撮ってます。
夕焼けを撮影しようと移動中、さっと海が見えました。近くの山、田んぼ、遠くの海。三位一体でキモチイイ…
油井前の洲、という場所です。「島後で最も広い波食棚」という情報だったので行ってみたのですが、条件が良いのは冬。海水面が下がったタイミングらしいです。私が行った夏はフツーの海岸でした。まぁ夕日が見える海ならなんでもいいや!と思っていたので問題なし。波の音を聞きながら水平線を眺めつつ、ぼんやり夕焼けを待つ時間は格別でした。もちろん写真もしっかり撮れましたし!
日の入り15分ぐらい前から急に人が増えました。日曜夕方なので観光客風の人は皆無で地元の人風でした。しかし年齢層は広く若者から年配の方まで。みなさん分かってらっしゃるなぁ。
水平線に太陽が沈むとみなさんサッと引き上げてゆきました。海岸は私の独り占めに戻ります。焼けても焼けなくてもマジックアワーは素敵。太陽を見送った後静かに余韻に浸ることができました。
波の音を心ゆくまで満喫した後は、寄り道せず宿に引き上げました。神戸からの移動も含めて400km以上走っているので、ちょっと疲れたなぁ…でも心地よい疲れだ、なんて思いながら。おわり。