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FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

ベスト判二眼レフカメラPRIMO-JRを購入して自家現像を始めました

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FUJIFILM GFX100S II, GF50mmF3.5 R LM OIS WR, ƒ/3.5 1/1250 50 mm ISO 12800(友人とのプリモジュニア会にて)

はじめに

タイトルの通り、PRIMO-JRを購入しました。以前所有していて気に入っていたPrimoflex Automatの4×4フォーマット版です。Primoflexは手放したのにどうしてフォーマットの小さいPRIMO-JRを購入したの???それは見た目が超可愛い!から!!!

以前知人が使っているのを見て以来、その可愛さにヒトメボレしてずーっと探していました。しかしなかなか良い出物が見つからず…先日ついに入手出来た次第。実を言うと、手に入れた時の喜びは過去一なカメラでした。これまではGFX50Rが一番だったのですが。意外や意外!

一応他にもちゃんとした理由あって

  1. Primoflexでトプコールレンズの描写の良さは知っており、また使いたかった
  2. GFXと一緒に持ち出す際にストレスにならない中版カメラが欲しかった

といった具合です。

特に②、私はカメラ使用率的に、デジカメがメインでフィルムがサブという立ち位置です。フィルムカメラだけを持ち出すのは極めてマレ。自然とGFXとセットで持ち出すことになります。そうなると中判カメラとして軽快な部類のGS645Wを持ち出したとしても、それなりのサイズのカバンを持ち出すことになってしまって荷物が大げさに。。。PRIMO-JRなら小型バッグに収まる!このメリットは私の運用上非常に大きいのです。

 

 

運用がちょっと難しいPRIMO-JRくん

そんなこんなで入手したPRIMO-JRくんですが、大きなデメリットがあります。使用フィルムが127サイズということです。120サイズに比べて流通も現像所も限られており、運用が難しいフォーマットなのです。幸いなことに「かわうそ商店」さんで127フィルムは販売されており、フィルムの入手性は120フィルムと同じ感覚でした。ありがたい限りです。

また、単純に巻きが強く、カメラに装着したり取り出したりするのも注意が必要。ちょっとでも気が緩むとフィルムも緩んで即感光!です。

自家現像へ

さて、127フィルム運用で一番のハードルが現像です。

写真趣味って「写真」「カメラ」「収集」「プリント」などのいろいろな楽しみ方がありますよね。その中で、ワタクシ「自家現像」「手焼きプリント」に全く!微塵も!興味がありませんでした。現像上がりのネガや手焼きプリントを見るのは好きです。が、自分でやりたいと思えない、むしろ避けて通りたいジャンルだったのです。化学に興味が無いのかもしれません。

しかしPRIMO-JR君はたくさん使っていっぱい写真撮って長く楽しみたいのです。となると…自家現像やるしかない!及び腰だったワタシを動かす、大きな力を持った小さなPRIMO-JR君…偉大ですね。

テスト撮影、初めての自家現像

興味が無いと言いつつもやると決めたらサッと行動です。幸い偉大な先人たちの記録がネット上には溢れているので情報収集に困ることはありませんでした。現像用品も一部友人から借りることもできました。一応、こんな表を事前に作成して予習しました。

工程 工程名 薬液 希釈 時間 攪拌方法 再利用 備考
前浴   1分 連続攪拌(倒立)    
現像 ロジナール 1+24
原液20cc,水480cc
7分 30秒連続 → 60秒ごとに3回反転 15回 50度のお湯で希釈、利用回数は希釈率による、Rerapan200レシピ
停止 クエン酸 水1Lにクエン酸15g 30秒 連続攪拌(倒立) NG  
定着 スーパーフジフィックス 1+2
原液167cc,水333cc
10分 30秒連続 → 60秒ごとに2回反転 5回  
予備水洗   30秒 流水    
水洗促進 フジQW 水2Lに一袋 1分 連続攪拌(倒立) 5回 40度のお湯で希釈、水色が薄くなったら廃棄
本水洗   10分 流水    
水切り ドライウェル 水1Lにドライウェル5㎖ 1分 軽くゆする NG  

初めての自家現像はちょっと緊張しながらも慎重に現像→停止→定着とフリフリし続けました。水洗、水切りまで終わってネガとご対面です。

大成功!!!Yes!!!

自家現像の感想

ただ、試写成功の安心感はあったものの現像成功の感動は皆無でした。ココロは凪。無風。デジカメで撮影したメディアをLightroomに取り込む際、選択するためにサムネイルが表示されますよね。あれを見るときと同じ感覚。偉大な先達たちはみな「楽しい」と仰っていましたが、私は全然でした。普通にめんどくさいです。

というのも、自家現像は完全に化学じゃないですか。レシピ情報は溢れていて、機材や薬剤も手に入り、予習練習しておけば調合や攪拌も難しくはない、実績のある化学。「自分が間違える」以外で失敗の余地は無く、初挑戦でも上手くやれた感触はあったので、成功して当然かなーという感じでした。初挑戦の料理だけどレシピは難しくないし材料もメジャーなので、まぁ成功するよね、に似た感触です。(自家現像愛好家の方には怒られそうですが…率直な感想です)

では自家現像はもうやらないのか?と問われれば否、です。「現像代が安い」「早ければ即日で結果が分かる」という2つのメリットは極めて強力!!!現在の私のように、カメラの調子や描写を知りたい時にはめちゃめちゃ有用ですね。

また、副次効果としてモノクロフィルム(フィルムカメラ)へのハードルが下がりました。私の中で「カメラ」の主軸はデジカメで、「フィルム」の主軸はカラーでした。ここにダークホースとして飛び込んできたプリモジュニア君&モノクロフィルムの組み合わせ。今までならGFX + GF50mmのセットが担当していた「写真撮らないと思うけどとりあえず」な日もデジタル/フィルムで均等に持ち出せそうです。これは楽しい変化です。

写真たち

最後に、プリモジュニア君で撮影し自家現像した写真をご紹介して終わりにしようと思います。使ったフィルムはRERAPAN 100,200,400の3種類。本当は各フィルムの特徴や感想を述べたかったのですが、プリモジュニア君のテイクレンズが曇っているため、正確な評価は出来ませんでした。なんとなくの傾向は分かりましたが…今のところRERAPAN200が精細で一番好み、逆に400はかなり荒々しく難しい印象です。

RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN100F

RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN200

RERAPAN400

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN400

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN400

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東京光学 PRIMO-JR, Topcor 60mmF2.8, RERAPAN400

おわりに

この記事を書いている時点で10本ぐらいは現像しています。何度か失敗したり、プリモジュニア君の不調箇所も把握できたり、既にいろんな経験をしました。なんだかんだ言いつつも、フィルムへのハードルをグッと下げてくれるのはありがたいですね。

 

それに、撮影→現像→デジタイズ→プリント(インクジェットですが)まで全て「自分で出来る」のは楽しいです。なんというか、プリントされた写真が全て自分のコントロールや努力で出来上がってる!と思えるのがイイのですよ。少なくとも私にとっては大事なことです。

今後もカラー現像はラボにお任せします。でも「現像」フェーズを知っていることによって写真の見え方は変化したので、モノクロ・ネガ・ポジ・それにデジタル、全てに良い変化がありそうです。私は「写真を長く楽しむ」ことを心情にしているので、自家現像へのチャレンジはやって正解でした。これからますます写真が楽しくなりそうです。おわり。