秋に見返す夏の写真

最近急に涼しくなりましたね。ちょっと体がびっくりする気温の落差です。あと一ヶ月早く季節が動いて欲しかったところ。夏の居残りが長いんですよね。。。

さて、夏が嫌いな私ですが夏の間も頑張って写真を撮っていました。しかし冷房を入れても不快な状況で夏の写真を見ても、嫌な気分が先行してしまって素直に写真を見ることができません。かといって冬の写真を見返しても現実との落差に愕然とするばかり。夢幻の景色です。ということで夏の間は写真を撮って現像してそれでハイオシマイでした。

しかし季節が進んで秋になりました。気温も湿度も下がって快適ですし、冷房も暖房も使わずに済む(電気代的にも)最高の季節です。ものすごい開放感＆せいせいした気分です。嫌な仕事が終わった後や、テスト期間が終わった後の気分に通ずるものがありますね。ここで夏の写真を見返すと…めっちゃいい！灼熱の中写真を撮った自分の頑張りに拍手を送りつつ、快適な気候で他人事の様に夏写真を眺めるのは痛快。気温と湿度に煩わされる事なく写真に集中して鑑賞できるのがいいです。

さて今回の写真はゼンザブロニカ用のレンズZENZANON MC 100/2.8で撮ったものです。現代レンズと比較すると性能的には劣る面が多々あります。でも好きなんですよね。絞り開放の、収差のヴェールから覗く解像力は格別。個人の好み的に開放はボケ量が少しだけ大きく、1段絞るか、でもそうするとシャキッとしちゃうし…なんて考えながら撮るのが楽しいのです。