shigiphoto days

Leica M typ240で撮った写真をつらつらとご紹介。

COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM ファーストライトレビュー

はじめに

今月の頭にLeica M typ240を購入し、最初のレンズにBiogon 2.8/28を選びました。このレンズは大変気に入って楽しくスナップしています。が、人の欲は恐ろしいもの。早速50mmのレンズが欲しくなったのです笑

当初は信頼と実績のPlanar 2.0/50 ZMが第一候補でした。レンズはシルバーが欲しかったのですが、残念なことになかなか新品在庫がありません。先日ついに入荷されて早速購入しそうにななり…さすがに一旦落ち着いて検討しようと思いとどまり、SNSでおすすめ50mmレンズを質問してみたのです。そこで教えてもらったのがCOLOR-SKOPAR 50mm F2.2(以下カラスコ50mmくん)でした。

F2.0より明るいレンズをレギュレーション外にした理由は2つ、妙な(そして高額な)レンズはオススメされても困るのと、明るい50mmレンズのボケ質が好きではないのです。GFX時代にGF50mmF3.5を愛用したのでその名残もあるかな。


カラスコ50mmくん、正直に申し上げるとこれまで全く視界に入っておらず認識もしていませんでした。コシナフォクトレンダーのサイトで50mmレンズのページは隅から隅まで見たはずなんですけどね。。。とにかく公式製品ページで仕様を確認します。最短50cmは超Good、非球面レンズ無しはGood、見た目はスルー、ダブルガウス型だったら加点だったな、重量は300gぐらい欲しい(135g軽すぎ)なぁ…あたりが最初の感想です。まだピンときていません。続けて作例を見ると…あれすごく良さそうだぞ?解像ヨシ、ボケ質ヨシ、絵作りのバランスヨシ、これは更なる調査が必要そうです。

www.cosina.co.jp

さっと検索してメジャーどころを徘徊します。フォトヨドとMapTimesで雰囲気を掴み、WebカメラマンとデジカメWatchでグッと背中を押されました。

photo.yodobashi.com

news.mapcamera.com

cameraman.motormagazine.co.jp

dc.watch.impress.co.jp

先に結論を申し上げると、昨今の50mmレンズの中では写りに感動した1本です。少々大げさかもしれませんが、数値性能を超えた奥行きがあるというか、描写に厚みが、力があるように思うわけです。凄みの中に優しさがあるというか。

赤城先生のこの文章は大変参考になると同時に決め手にもなりました。『凄みの中に優しさ』ですってよ!!!


購入・邂逅

マップカメラにはポイントが貯まっており、カラスコ50mmくんは実質0円でお迎えすることができます。よって行動も素早く、週末の午前中に届くよう手配しました。12時前にレンズが届きいそいそ開封→カメラに取り付けてみると…なんとも素っ気なくツルンとした、印象に残らない見た目です。脳裏に浮かんだのは「村人その1」というキーワード。Biogon 2.8/28の貫禄ある姿を見慣れた目にはあまりにもシンプルに映ったのでした。


まぁ見た目は関係ないよね、と気を取り直して試写します。気持ちが逸っていいるので被写体は玄関の山茶花

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1500 F3.4 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/750 F2.0 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/4000 F4.0 ISO200

大変よろしいです。特に3枚目にはハッとしました。ハッとさせてくれるレンズは良いレンズと相場が決まっています。また、私が重要視する「信頼できるレンズ」の必須項目でもあります。ワクワクが止まりません。


感想:悪いところ

1日しか使っていないので描写面のアラは気づいていません。1つだけあったので手短に。ヘリコイドに関することです。

ピントリングをぐるりと回すとトルクにムラがあります。また、全体的に軽い操作感で、Biogon 2.8/28のようなネットリとしつつも程よいトルクは感じられません。この影響で3-5m付近のピント合わせが非常にシビア。私がよく使う距離なのでちょっと残念ですね。グリスだけCarl Zeissの物に交換したいところです。ヘリコイド操作の気持ちよさって写真撮影で重要な要素だと思うのですが…そこが無いのは残念でした。


感想:良いところ

タイトルに「レビュー」の文字を入れてみたものの、まだ1日しか使っていないので確かなことは何も言えません。冒頭に紹介した4サイトの内容に嘘偽り無しですよ!は断言できます。

私の体験のご紹介としては、M typ240の曖昧なモニターで撮影画像を確認して「これはキタ!キモチイイ!」を連発してご機嫌で撮影→帰宅後現像して更にハッピーになれました。ということ。撮影中は奇跡の一枚でも、帰宅後の選定で突然くすみ、現像するとフツーの写真になっちゃう。あるあるじゃないですかね?幸いカラスコ50mmくんの写真はこの傾向が弱く(Biogon 2.8/28は逆に強い)、撮影も現像も一貫して気持ちいいです。嬉しく楽しい限りです。


なんてことないニンジンですが、袋越しにも甘そうな気配が漂ってきます。「質感描写にすぐれる」とはこのことか!と嬉しくなりました。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/250 F2.4 ISO200

いつも撮ってしまう波の写真。ついよぎってしまうGF50mmの記憶。明らかに差はありますが、源泉はレンズではなくカメラボディの差でしょう。カラスコ50mmくんはもっと画素数の多いボディで使っても全く問題はなさそうです。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1000 F4.8 ISO200

キレます。緻密です。サイズや重量を評価に加えなくとも素晴らしい。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/3000 F3.4 ISO200

絞り開放、最短です。合焦部分はしっかり解像しています。周辺に収差はありますが、被写界面からなだらかに収差が強まる傾向なので嫌味はありませんね。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1500 F2.0 ISO200

この辺から「あゝイイ…」としか思っていませんでした。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1000 F4.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1000 F3.4 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/500 F2.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/500 F5.6 ISO200

この辺から「うひょー!」としか思っていませんでした。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/4000 F4.0 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/750 F2.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1500 F1.7 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1500 F1.7 ISO200

秋の残り香

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/500 F2.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/125 F1.7 ISO640

薔薇は好きな被写体です。咲いても枯れても美しいですし、どう撮っても様になります。そして撮れると嬉しい。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/1000 F2.8 ISO200

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/4000 F1.4 ISO200


娘ちゃんとアスレチックのある公園へ行くと、大道芸が盛り上がっていました。ちょうどクライマックスで大技にトライ中。一度失敗して、もう一度挑戦しそうだったのでさっと距離を測ってカメラを構えました。カメラを構えると同時に技は成功。シャッターを切ってすぐ拍手に切り替えました。 カメラ・レンズ・自分の三位一体が成立して撮れた一枚。嬉しい一枚でもあります。普段は草撮ってるだけでいいんですけどね。撮るべきタイミングで撮るべき写真が押さえられるというのは、己の自信と機材への信頼が深まります。

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LEICA M (Typ 240) + COLOR-SKOPAR 50mm F2.2 VM, 1/2000 F2.4 ISO200

おわりに

1日使っただけで大変気持ちよくなってしまい、その勢いで写真をご紹介しました。質感描写に優れる、凄みの中にも優しさのあるレンズという評は嘘偽り無しだと思います。もっとボケが大きい方がよい、もっとキレてほしい、もっとグルグルしたい、人によって好みは千差万別だと思います。が、今回の写真に「おっ?」と思われた方は是非ご検討下さい。一緒に「あゝイイ」「うひょー」となって楽しみましょう!おわり。