友人とカメラ談義をしている時に「オールドレンズには、解像力がすごく、ボケもそこそこ、しかし格安な物がある。美味しい。でもフリンジだけはかなわん」という話になりました。
私は古いレンズの諸収差はいわゆる「味」として好きです。
また、半世紀以上昔のレンズで写真撮影をしている、という行為自体も気に入っています。
そんな自分はフリンジはどう感じるんだろう…と、思い、我が筆頭オールドレンズのSummarit 5cm F1.5で確かめてみました。
(そういえばフリンジは今まで意識したことがありませんでした)
撮ってみた写真はこちら。
中央鞄の持ち手にパープルフリンジが出てますね。窓枠にもちらほら緑のフリンジが。
こちらは値札の縁に緑のフリンジ。
で、実際に撮ってみての感想は「あんまり気にならないかな。」でした。Summaritはフリンジ以外にも目立つ収差が多いからかもしれませんが。。。
1枚目の右上なんてもうすごい事なってますし、いろんな物の輪郭がふわっとした霧に覆われているかの様です。
もちろん、個人的には気に入っているので好きな描写です。
フリンジ以外の収差が少ないレンズだと気になるのかもしれませんね。
それより、私は非球面レンズの玉ねぎボケが好きではないです。あれは美しくない…