shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

柳谷観音 楊谷寺の紫陽花 vol.3

楊谷寺の中を散策しながら撮影している、ハッセルブラッドとライカM3をぶら下げて撮影している方が居ました。少しお話を伺うと「ハッセルとライカを持ってきたけど今日はプラナーロクロクの日なのでM3はぶら下げてるだけ」とのこと。この2台をぶら下げている場合、なんとなくライカ優先でハッセルはちょっと重いね…というパターンを想像したのですが、真逆のアプローチでした。面白いですね。機材の軽さは重要ですが、軽さだけでいい写真が撮れるわけではないですから。もちろんその逆も然りですが。

で、単純な話影響を受けて「今日は65:24はやめて1:1アスペクト比で撮ってみよう」という事に(自分の中で)なったのです。普段撮り慣れないアスペクト比なのでちょっと苦労しましたが、いい刺激になったのも事実。写真上達にお手軽な方法は無いですから、いろんな試行錯誤や工夫を積み重ねるという点で、今回の1:1は良いアプローチだったと思います。

 

柳谷観音 楊谷寺の紫陽花 vol.2

前回は「お寺と紫陽花」がテーマでした。今回は紫陽花そのものがメインの写真たちです。雨の日だったので基本的にアンダーな写真が多くなりました。というか前回のパステルな紫陽花は例外的な1枚ですね。


レンズやセンサー、写真そのものの出来を表す(褒める)表現に「立体感」というものがありますよね。実は私この言葉が苦手です。この言葉の定義がよく分からなくて…前ボケと後ろボケが綺麗なこと?超絶ボケで被写体が思いっきり浮き上がっていること?ハイライトとシャドウの階調がなだらかなこと?うーんよく分からない…あと、この言葉は多用されているので「立体感がある」と言っておけばとりあえずOK、みたいな風潮はあまり好きじゃないってのもあります。

 

ウダウダ書きましたが、自分の納得できる「立体感」の定義を探して試行錯誤している最中だ、ということです。そういう意味合いでこの写真は狙い通りに撮れました。合焦部の解像力、自然な前後ボケ、大きな背景ボケ、シャドウ部へのなだらかな階調…諸々の掛け合わせが綺麗にまとめられたと思います。

 

立体感に関することを書きましたが、私好みの描写は「リアルさ」です。シズル感と言えばいいのでしょうかね。この紫陽花、葉っぱはガサガサしていて、花弁を手のひらで触ると株全体が動くような気がしませんか?

 

「お寺と紫陽花」シリーズ。最近瓦がどうにも気になっていて、ついつい目がいってしまいます。

 

私が出向いた日はまだ三部〜五分咲きといった具合でした。ですが紫陽花の種類は結構沢山あったので楽しむことができましたよ。満開の時期なら華やかなんでしょうねぇ…人出も凄そうですが。この紫陽花は見たことない種類でした。椿の葉っぱと紫陽花がいい後ろボケになってくれています。

 

純白の紫陽花は清楚ですねぇ…小さな花弁が可愛らしいです。枯れてからハイコントラストモノクロで撮っても絵になりそうですね。ですが私は今の方が好きです。単純なのでお花は色付きがいいのです。

柳谷観音 楊谷寺の紫陽花 vol.1

先の週末、柳谷観音 楊谷寺の紫陽花を見に行ってきました。

毎年6月になると紫陽花を撮っているのですが、かれこれ10年ぐらい撮り続けていると、過去写真と見比べて「機材のレベルしか上がってなくない?」「むしろ去年一昨年の方がいいのでは…」という現象が発生するんですよね。

私の写真の評価で最も重要なのは自分です。SNSでいいねが沢山付くよりも、コンテストで入賞するよりも、まずは自分が気に入らないといけません。なので過去の自分に敗北することだけは許されないのです。

話がちょっと逸れましたね。とにかく今年はお寺の紫陽花を撮ろう!というのがテーマで、そのために楊谷寺まで出向いた次第です。結果は上々、というか気に入った写真が1枚撮れたのでその時点でもうゴキゲンでした。


「お寺と紫陽花」「明るく綺麗」「カラフルだけど落ち着きのある青」という私の狙いを射抜いた1枚。被写体を見つけ、構図と露出諸々を決めて、撮った瞬間に手応えがあると嬉しいですよね。こいつはプリントしよう…

 

楊谷寺は花手水というイベント期間中でした。渋さ(苔)と可愛さ(紫陽花)が共存していて嬉しい被写体です。この紫陽花も青が綺麗に出て気に入ってます。家に帰ってから気づいたのですが、手前の水紋がウネウネしていてちょっと面白いですね。

 

瓦と紫陽花。これは後ろの建物の懸魚にピントを合わせた方が良かったかな?銅の緑と紫陽花…まぁ、たらればですね。

 

もうちょと紫陽花の写真はあるのですが、ブログ書く時間がそろそろタイムアップなので、今日はこの辺で。

65:24 - 春のお店写真詰め合わせ

この春に撮ったアスペクト比65:24写真の詰め合わせです。いづれも私のお気に入りのお店で撮ったもの。あまり枚数がなかったのでまとめてご紹介です。


レストイン デカンショ

エビフライと白米が美味しいお店。あと珈琲もいいですね。時代を感じるちょっと濃い目の方向性ですが、井戸水で淹れている効果かトロリとしたまろやかさがあって美味しいです。

 

カフェ アルジャン

店内から外を眺めるのが好きなお店です。斜向かいの別のお店のポーチが青色で、それがこちらの店内に反射して結果ブルーの写真を撮ることができます。真空管アンプが展示されていて面白い。

 

菓子と珈琲 朔

少し前にも紹介したお店ですね。モーニングが豪勢で美味しいですが、珈琲のお味はごくごく普通かな。でもゆっくり落ち着けるお店です。

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ビストロゼブラ

姫路にあるアフリカンフレンチレストラン。ワニ肉やクスクスといった、日本人には馴染みのない料理が食べられますよ。出てくる品はどれも美味です。

そんなに枚数があるわけではありませんが、ちょっと並べてみるだけでも自分の好みのお店の傾向が見て取れますね。こういうのが視覚化されるのは面白いと思いました。こういうのも組写真なのかなー?

龍野「菓子と珈琲 朔」さんでモーニング

龍野はお気に入りの喫茶店が多い街。自宅からバイクで小一時間なのでちょうどいいんですよね。今回は「菓子と珈琲 朔」さんです。去年もここで撮った写真を結構掲載していましたね。

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フィルムシミュレーションはノスタルジックネガ。古民家のお店なのでノスタルジックネガをアンダー目に撮って青を出す狙いです。このフィルムシミュレーションは軟調でアンバーな特徴ですが、私はあまり得意ではなく、アンダーにしてコントラストを付ける使い方をしています。


狙い通りの青が出た一枚。ガラスを透過した光が美しいですね。クリアすぎずちょっと濁りを感じるのが気に入ってます。

 

この手すりの反射も僅かに青を感じます。真っ青じゃなくていいんです。僅かな違いが大きく印象を分けると思うんですよねぇ。

 

階段を登って廊下の奥に一輪の花。この写真はクラシックネガを使ってますね。よく覚えていませんが「青重視」のアプローチは一貫していたので、多分こちらの方がより青が綺麗だったのでしょう。

 

窓が少し空いているのがこのご時世を表していますね。

 

モーニング。デザートにシュークリームまで付いていて豪勢です。私はあまり朝は食べられないので、ちょっと遅めに入ってブランチにしました。部屋も食事もいい青です。食べ物が不味そうに写らないのもいい。もちろん美味しいですよ。

 

階下を覗くと瓦と中庭が見えました。以前この中庭で撮った写真はお気に入りの一枚です。ずらっと並んだ瓦はカッコイイですね。もうちょっと日差しが強くなったらモノクロで撮りたいなぁ。

 

お店の写真は以上です。最後の写真以外は狙い通りのアプローチにできていい撮影でした。モーニングも美味しかったですしね。またそのうち行きたいです。

GFX100Sで杉林スナップ

前回、前々回に引き続き杉の写真です。

GFX50Rを買ってから何度か書いてきていますが、1200万画素のGXRを使っていた時代から、ずっと上手く撮れないと思っていた被写体に「葉っぱのトンネル」があります。紅葉とかカツラとか杉とか、林の中に入って上を見上げて葉っぱを撮る…んですけどイマイチ解像しないなぁ物足りないなぁと思っていました。

50R購入以降はその悩みから解放され、100Sに乗り換えて完全に得意分野になりました。嬉しいですね。写真上達は自分のウデを上げないと最終的に思い通りには撮れませんが、機材のアップデートも大事だと実感する出来事です。


夏、晴れの日、杉林。差し込む光のコントラストが凄まじい。

 

今回の撮影で最も気に入っている写真です。杉林はどうも苦手意識があって、というのも今まで綺麗に撮れた事がないんですよね…色がマゼンタにかぶる、シアンにかぶる、シャドウが潰れる、ハイライトがぶっ飛ぶ、緑が綺麗に出ない、現像で補正しようとすると色が濁る。。。

ですが、この写真は私がバイクで駆け抜ける杉林をイメージ通りに破綻なく表現できました。気持ちいいですね。なんで上手く行ったのか理由は分かりませんが…

 

杉林の道は大抵断崖絶壁で、谷の底は渓流です。水は綺麗でも魚はいません。蛙はたまに見るかな…上流だからか水の雰囲気も違います。

 

これから走る道。森とバイクと自分だけ。森を独り占めするのは爽快です。もともと何でもないソロで活動することが多かったですが、子供が産まれてから予定を立てるのが難しくなり、より1人率が上がりました。でも1人だからこそ森をじっくり楽しめたと思います。たまには誰かとワイワイ活動したいと思いますけどね。