shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

2019年振り返り

2019年もあと1時間ぐらいですね。本当はもっと早く(数日)振り返りをしたかったのですが、なかなか時間が取れずこのタイミングになってしまいました。

この1年はとてもせわしなく、あっという間に過ぎ去ってしまいました。仕事や子育てはもちろん、3回も胃腸炎になったり…体調にも恵まれませんでした。

写真関係で最も大きな出来事はもちろんGFX50Rを買ったこと。ストレス爆破が最後の原動力となった事は否定しませんが(笑)、昨年後半から実践していた「失敗を減らして確実に写真を撮る」という方針を転換したいなぁと元々感じていました。ズームレンズと手振れ補正付きボディを使い、短時間で確実に成功写真を撮る、というスタンスは私には合わなかったみたいです。撮れた写真だけでなく、写真を撮るという行為も私にとって大切だったんですね。GFX50Rは画質はもちろん、必然的にじっくり写真を撮ることになるので気に入っています。


うだうだと振り返りを書きましたが、ここからは今年の4枚に選んだ写真をご紹介。

1枚目は令和元日に撮った伊根の舟屋の写真です。雨上がりに山から立ち昇る水蒸気、海に張り出した山、舟屋たち、私が好きなものがギュッと凝縮されており、またXF56mmF1.2の高解像力が十二分に発揮されていて気持ちいい。個人的には最も気に入っている写真ですね

2枚目、輝く朝露です。同じような写真をXF16-55mmで撮ったものの描写に満足できず、後日XF80mmF2.8Macroを持ち出してリベンジしました。結果は大満足でしたが、この一件でズームレンズとは決別することになりました。非球面レンズが好みでないことを自覚することも出来たので思い出深い写真です。

3枚目は喫茶店のテーブル。これもXF56mmF1.2で撮りました。ボケ、薄いフリンジ、飛びかけのハイライト、私が好きな要素が詰まっています。撮った瞬間に「写真って楽しいなぁ」と思ったことを覚えています。

4枚目、砥峰高原で撮ったススキです。昨年も同じ時期に撮っており、大満足の撮影会だったので今年は困っていました。同じように撮っても同じ写真の繰り返しですからね。もちろん撮れるだけでもありがたい話ですが、過去の自分には負けたくないもの。どうしたものかと思案しながら山を登っている最中、稜線沿いのススキが夕陽に美しく照らされていることに気づきました。見つけた瞬間は嬉しかったですね。この1枚で今年も砥峰に来た甲斐があった!と思えました。

長々思い出を綴りました。ここまでお付き合いありがとうございます。来年も当ブログをよろしくお願いいたします。