shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

スナップは何を撮るもの?

私が撮って楽しいと感じるのは風景写真です。綺麗な景色を写真で表現したい、そう思いながら撮っています。

スナップ写真もたまに撮りますが、これがどうも風景ほどしっくりきません。自分の撮ったスナップの良し悪しが分からない。まぁ分からないって事はへたくそなんでしょうが…風景なら撮りたいイメージがはっきりしているのに、スナップはぼんやりしている感じです。その違いを考えてみたのですが、風景写真は「綺麗なもの」を撮る/スナップは「面白と感じたもの」を撮る、という事ではないか?と最近思い当たりました。

こう考えると辻褄が合うんですよね。私は綺麗な写真を撮りたいけれど、スナップは綺麗な写真を撮るものではない。ついでに、私は都会が綺麗とは全く思いません(特にミクロな視点の場合)。

綺麗な写真を撮りたい人間が綺麗と思えない都会の中で面白いと感じるものを撮るべきところ綺麗なものを探してスナップを撮っている。これは袋小路です。焦点が合っていないのでそりゃうまくいく筈もない。


ということで「面白いと感じるもの」を撮ろう!という目的意識をしっかり持った上でスナップしてきました。ついでに夜のGFX50Rテスト2回目も兼ねています。

で、実際にやってみた感想としては…全然うまくいきませんでした。写真を撮る時、撮影後に選別する時、いつでも無意識に「綺麗か?」という基準で諸々を判断してしまっています。ボツ写真の連発でした。被写体を探している時は「面白いか?」目線なんですけどね。構図を考える段になると「綺麗か?」になってしまい、撮っても撮らなくても「綺麗じゃないし面白いかどうかも分からない→ボツ」になってしまいました。上に載せた写真は比較的上手くいったものです。いやはや難しい。