shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

最短撮影距離との戦い

中判カメラは圧倒的な高画質と引き換えに、サイズや価格面に大きなハンディがありますね。実はあまり意識されませんが「最短撮影距離が長い」という弱点もあるんです。

GFXのレンズもこの縛りからは逃れられません。と言ってもGF63mmF2.8は最短撮影距離45cm、かなり寄れる部類ですし、テーブルフォトも結構こなすので便利です。フルサイズ機の換算50mmレンズと比較してもあまり見劣りしない数字ですね。

一方、GF50mmF3.5は55cmです。たった10cmの違いですがこれが大きい。「ここで撮りたい」からさらに1歩引かなければ合焦しません。これが結構ストレスでして。。。何とかもっとこのレンズで寄った撮影ができないか、と考えた結果、反射を使えばいい!と思い当たりました。水面の反射写真というと、やたらオシャレなウユニ塩湖の写真が連想されるので今までは積極的に試していなかったのですが…現状はそうも言っていられません。


で、水たまりと珈琲カップで試してみました。

水たまりは地面と水面の反射した景色が混じり合って不思議な雰囲気に。珈琲カップは非常に大きな前ボケが好みの仕上がりになりました。試行錯誤して撮る写真は楽しいですね。どちらも一風変わったボケを楽しむ事ができるのでお試しあれ。