shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

ススキの砥峰高原 フィルムシミュレーション比較 PROVIA編

毎年恒例、秋の砥峰高原にススキを撮りに行ってきました。春や夏に散策しても気持ちの良い場所ですが、やはり1番美しいのはこのシーズンですね。

今回は大量に写真を撮ってしまったので、フィルムシミュレーションを写真毎に変えながら(1番マッチするものを都度チョイス)現像しました。使用したのはPROVIA、Velvia、Eterna、CLASSIC CHROME、CLASSIC Neg. の5種類。5回に分けてご紹介しようと思います。

私は写真は必ずRAW現像する派です。フジ機の色表現の良さは写真業界では有名な話ですよね。私が富士フィルムのカメラを長年使っているのもそれが理由です。しかしそれでも、撮って出しjpegは私のイメージに完全には合致しません。よく「jpegで十分だ」という意見を目にしますが、それは400字詰め原稿用紙1枚分ぐらいの理由を噛み殺して「十分」と表現しているだけではないのか?と思っています。自分の感覚と撮って出しjpegのイメージが100%合致するような幸運な人はそうそう居ないと思うんですよねぇ。

話がそれました。なぜ今回フィルムシミュレーション比較をやろうと思ったかという話です。今回は撮影が楽しく、300毎以上ススキの写真を撮っていたので、現像にも写真にも途中で飽きてしまったんです。これはイカンメリハリを付けなければ!ということで意図的にフィルムシミュレーションをばらけさせて現像した次第。なので思いついたのは撮影後です。こういうことができるのはデジタルの利点ですよね。(もちろんフィルムで色々考えて1枚ずつ丁寧に撮るのもありだと思います。)

ようやく本題、今回はPROVIAで現像した写真のみをチョイスしました。スタンダードのフィルムシミュレーションだけあって自然な描写ですね。でも凄みがあると思います。

(GF63mmF2.8)

(SEKOR A 150mm F2.8N)

(SEKOR A 150mm F2.8N)

(SEKOR A 150mm F2.8N)

(GF63mmF2.8)

(GF63mmF2.8)

(GF63mmF2.8)

この撮影は夕暮れ前の1時間ぐらいで撮影しました。秋の西日なのでどんどん光が変化し、同時にススキの表情も変わっていきます。太陽が高い間は爽やかな銀色、夕暮れに近づくにつれて黄金色になるんですね。

ここ数年は毎年撮影しているので撮影スポットやタイミング、映える焦点距離は押さえているつもりです。個人的には50mmがバランス良くてオススメ。なのでGF63mmF2.8を持って行きました。サブレンズは換算120mmのMAMIYA645のSEKOR A 150mm F2.8Nにしました。パッっと見この2本のレンズに違いは無い様に見えませんか?(もちろん等倍だと明確な差はあるんですけどね)