LEICA Q-P(Typ116)を二流。のすふぃも氏からお借りしています。私の使っているGFX100Sが購入1年ちょいなのでXメンテナンスに出し、更にSDカードスロットの蓋がペコペコと軋むため、その修理も追加でお願いしたため工場送りになりました。なのでしばらく手元からデジカメが無くなってしまうんですよね。ポーンとライカが借りられる環境というのは相当恵まれていると言うか特異と言うか。なんにせよ貸してくれたすふぃも氏には感謝。
実はライカのデジカメをちゃんと使うのは初めてです。レンズやフィルムカメラは使ったことあるんですけどね。幸いGFXを普段使いにしているので「高いカメラ」由来の緊張はありませんでした。が、しょーもない写真を撮ると「ライカで製造したク○写真」を量産することになるため、その緊張感はちょっとありました。(今回の写真は不慣れなカメラのため、基本構図は単純です。28mm難しいし…)
ここからは軽い感想なぞ。
まず最初に感じたのは質感の良さですね。これはもういろんなところで語り尽くされていますが。全ての操作が気持ちいい。ちょっと違うかもですが、メカニカルキーボードでタイピングしている時に近い快感があります。あと写真が青い。GFXの5000KとQ-Pの5000Kでは全く色合いが違いますね。最初はちょっとたじろぎましたが、直に慣れました。ハイライト青は綺麗ですし、シャドウの青には重厚感を感じます。レンズの描写傾向もGFレンズとは全然違って、解像しているのに柔らかい。ちょっと不思議な感覚です。独特の色合いとレンズの描写、この二つで一気にライカにノックアウトされる人も多いだろうなぁと感じました。
困ったのはAFが遅い事とRAW現像時にライカのカラープロファイルが見当たらない事。AFはまぁ時代相応と考えれば十分ではありますが、感覚としてはGF80mmと同じAFタイムラグを感じました。シャッターボタンを半押しにしてからAFがちゃんと動き出すまでにラグがあります。スナップ機としてはどうかのかな?と思いました。カラープロファイルが無いのは普段フィルムシミュレーションを多用している身として結構辛いものがありますね。RAW現像の手数が一気に減ってしまう。あとプロファイルに「Adobeカラー」と表示されていると、なんとなく不安を感じます。これは私がフジフィルム機にどっぷり浸かっている事が原因ですが。
1日使った浅い感想はこんなところです。28mmが好きな方には確実に候補の筆頭に上がるカメラでしょう。使っていてシンプルに気持ちいいですし、描写も好みならドップリだと思います。個人的に28mmはちょっと苦手なので40mmが出たらぐらりと来ますね。あ、モノクロームなら28mmの方がいいかも…