shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

八塔寺 冬の天体観測 #5:M101

M101 回転花火銀河。ぐるぐるしてる銀河好きです。

撮影枚数が少ないので、冬の間にもうちょっと撮って、画質向上を図りたいですねー。

DSCF6327-526

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撮影データ
場所:岡山県備前市吉永町塔寺
赤道儀:Higlasi-2CES, 望遠鏡:SHARPSTAR 60ED + Borg 1.4×DG[7214]
オートガイド:QHY5L-IIM + PHD2
露出:240秒1枚 + 180秒3枚, ISO3200
ダーク補正:RStacker、加算平均合成:DeepSkyStacker
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普段は望遠鏡SHARPSTAR 60EDにBorgの0.85倍のレデューサーを使っていますが、今回は1.4倍のテレコンバーターを付けてみました。

換算693mm、ポタ赤のHiglasiには重量オーバー、かなり厳しい条件での撮影です。


使ってみた感想は、「暗い」「重い」「遠い」。

F7.7なので望遠鏡としては普通。でもカメラレンズとしてはめちゃ暗い。

液晶モニタで星を見ると、レデューサー装着時と比べて明らかに星が暗いんです。

換算約700mmでの手動導入 (暗い)なので厳しいですね…天頂や北極星近辺の星は導入できません。


また、テレコンを付けると、ウェイト含めて重さは4kgを越します。Higlasiの耐荷重は3.5kg。すぐに壊れたりはしないと思いますが…

そして焦点距離が伸びるということは星の追尾も難しいこと言う事。重量バランスが悪かったのか、オートガイドでも180秒が限界でした。この辺はもう少し工夫が必要ですね。。。


しかしメリットもあります。眼視用の望遠鏡であるSHARPSTAR 60EDは周辺像が悪いですが、Borgのテレコンを付けると、周辺像がほぼ点像になるのです!

これは嬉しい。やっぱり周辺までしっかり点像だと嬉しいんですよねぇ。

ガイドは難しいですが焦点距離が伸びると撮影対象も増やせるので、もう少し頑張ってみます!