shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

大台ケ原天体観測 #M8&M20

大台ケ原での南天写真、今回は干潟星雲と三裂星雲です。 (三裂星雲は名前の由来分かりますが干潟星雲はどう見ても干潟に見えない)

撮影した日は少々風が強かったものの透明度は高く、見事な星空でした。おそらく人生で一番綺麗だったと思います。撮影が安定すれば普段は仮眠するのですが、嬉しくて、仮眠時間を削って天の川を眺めていました。

DSCF8884-907

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撮影データ
場所:奈良県吉野郡上北山村大台ケ原
赤道儀:Higlasi-2CES, 望遠鏡:BORG55FL + RD0.8×DGQ55[7880], IDAS HEUIB-IIフィルタ
露出:240秒23枚, ISO1600
ダーク補正:RStacker, 加算平均合成:DeepSkyStacker, 画像処理:Lightroom & Affinity Photo
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今回は実験としてIDAS HEUIB-IIフィルタを使っています。

無改造でもそこそこHα輝線が写る(らしい)FUJIFILMのXシリーズにこのフィルタを組み合わせるとどうなるか…これからの赤い星雲撮影に向けてのテストです。


結果は上々(と言ってもフィルタの有無での比較はしていませんが)、これまでどちらかと言えば「赤」より「ピンク」っぽく写っていたHα輝線がより赤く写るようになった気がします。

露出時間も気持ち伸びたかな?という程度ですし、画像処理の大変さもさほど変わりませんでした。これなら無改造のフツーのデジカメでも十分撮影できますね!


アメリカやペリカン、網状、冬になればバラやオリオン、星雲を撮るのが楽しくなりそうです。