shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

Higlasi-2CESの追尾精度

最近、フルサイズ換算で135mmになるXF 90mm F2.0を導入しました。

私は中望遠の画角が好きなのでずーっと気になっていたレンズです。解像力もすごいらしいですし。

これで私のフジレンズは14mmF2.8, 23mmF2.0, 35mmF1.4, 2.8/50, 60mmF2.4, 90mm F2.0の6本態勢です。その内換算50-135mm間のレンズが4本。うーん、偏ってますね。。。


ここから本題。件の90mmF2.0で星の撮影をしてきました。(メインの写真は絶賛処理中なのでもうしばらく経ってから投稿予定)

コマ収差や周辺減光の傾向を一通りテストし、メイン撮影まで時間があったので、適当な対象で10分露出してみました。Higlasi-2CESでノータッチガイドです。


天頂の対象、しっかり点像です!

DSCF1959-1


等倍切り出し。個人的には問題ない状態です。

DSCF1959-2


過去の実績からHiglasi-2CESは換算90mmでノータッチ10分追尾が出来ることは知っていました。が、今回135mmに記録更新です。正直「まー10分だと流れるだろう」と思っていたのでかなりビックリな結果。

実際の運用では対象の方角や高度、その他条件の兼ね合いで135mm@10分は厳しく、歩どまりが悪くなる可能性は十分ありますが、今回の撮影(一方向からそよそよと微風、60枚)で5分ノータッチは100%点像でした。なんとも頼もしい数字です。

私のメイン鏡筒のBORG55FL(換算300mm)では、一軸ガイドで5分露出の歩どまりは7-8割ほど、しかし極軸やバランスに対して非常にシビアです。135mmと300mmには大きな壁があるみたいですね。


今回の撮影ではHiglasi-2CESの追尾精度を十二分に体感することができ、嬉しくなってメイン写真より先にこんな記事を書いてしまいました。Higlasiくん、良い機材です。