shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

RX100M5A試写 #1

会社の備品として購入したRX100M5Aを使う機会があったのでご紹介です。(写真は会社の食事会)

まず手に持った印象ですが、詰まってる感ありますね。軽量なカメラですが、それ以上にボディが小さいのでズッシリとしています。表面の加工も上質でいい感じ。

ソフト面は可もなく不可もなく…いろんな設定が出来ます。しかし設定項目が多すぎて、例えばスマホからランクアップした人は絶対に使いこなせないでしょう。写真が趣味でサブ機として買った人なら大丈夫かな。自分好みに設定できて気持ちいいと思います。

で、実際に撮ってみた感想は…まずはスゴイ!の一言ですね。基本お任せオートで撮影したのですが、AF速いし顔と瞳もガンガン認識します。レリーズタイムラグや動作のもっさり感は皆無、実にテンポ良く撮影できます。手ぶれ補正も強力なので望遠端でも全くブレず、被写体ブレ以外の失敗は皆無でした。

写真の画質は必要十分です。この辺は1インチセンサーの大きさなりの描写といったところ。ですが、この感想はメインがAPS-Cで、且つフルサイズや中盤の写真を見慣れている私だかこそ。一般的な感覚なら「とても綺麗」です。

しかし1点落とし穴がありました。jpeg画像に比べてRAW画像はノイズまみれのドロドロで、現像しよう!という意欲を失う状態だったのです。SONYのインテリジェントでスーパーな画像処理が凄すぎて、同じことを人力でやろうとは思えません。不可能ではないはずですが大変でしょう。RX100M5Aはjpeg専用機です。

jpeg撮って出しが綺麗というのは素晴らしいです。しかしRAW現像という、写真に対して撮影者が介入するステップが失われているようにも感じます。この辺は使い方次第でしょうが…サブ機としては素晴らしいと思います。おわり。