shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

GFX50Rを買いました

タイトルの通りです。買ってしまいました。購入するまでここ数ヶ月ほど悩んでおりました。手持ち機材のほとんどを下取りに出しての購入です。

今まで使っていたXシリーズに大きな不満があったわけではありません。広角35mmのX100F、換算50mmのTouit 1.8/32、換算85mmで銘玉と名高いXF56mmF1.2、換算120mmで超絶解像力のXF80mmF2.8Macro、そしてそれらのレンズを受け止めるX-H1…非常にバランスが良く気に入っていた布陣です。

あまりにバランスが良すぎ、解像力と画質に振りすぎ、とも感じていました。以前X-M1とオールドレンズを使って写真を撮っていた頃が懐かしい、これでいいのか?

しかし、じゃぁ何をどうするのか?という部分が非常に難しい問題です。高速AFは今の私には不要なので、X-T3やX-Pro3は選択肢になりません。富士フィルムの発色が気に入っているのでメーカーを乗り換える気もありません。現行レンズを手放してオールドレンズに走るか?昔やっていたことなのであまりときめかない。。。メンドクサイ悩みは堂々巡りです。


そこでふと気づきました。GFXシリーズがあるじゃないか、と。今まではそのサイズや重量、何よりお値段の高さから全く眼中に入っていませんでしたが、昨年発売されたGFX50Rは中判機としては軽快なボディですし、マップカメラさんで定期的にセール対象になっているのでなんとか手が届きます。また、ハイアマ向けの製品はフルサイズ一辺倒な状況で、APS-Cから中判にステップアップするのは痛快と感じました。正直X-H1とXF80mmF2.8Macroの組み合わせはAPS-Cとしては重すぎると思っていましたが、GFX50Rなら組み合わせ次第ではそれより軽量になります。

で、買ったのはGFX50RとGF63mmF2.8の組み合わせです。換算50mm、奇しくも私が初めて買ったAPS-C機GXR A12 50mmMacroと同じ画角になりました。オーソドックスですが50mmが一番馴染むんですよねぇ…好みなのは75mm前後の中望遠なんですけれど。「好き」と「馴染む」は別物ってことでしょうか。


箱から出しての第一印象は「想像以上に大きくて分厚い」でした。ネット上の画像ではカメラ単体の物が多いので他のものと比較できなかったんですよね。もちろんサイズは確認して定規でシミュレーションしていましたが、やっぱり数字と実物では印象が全く違います。3合炊きのメスティンかな、と思いました。せっかくなので、GFX50RとX-H1、X100Fとの比較写真を載せておきます。

どうでしょうか。X100Fのコンパクトさが際立っていると思います。大きいなぁと思っていたX-H1とXF56mmF1.2のペアも小さく感じますね。しかし手に持ってみると見た目より軽く、ハンドリングも良好で軽快に写真が撮れそうです。まだ屋内での試写だけなので実際に外に持ち出さないと何とも言えないですが…最後にGFXで撮ったX-H1とX100Fの写真をご紹介。大きなシャッターなんだなぁと感じる「ガショッ!」という音と共に撮れたファーストショットです。