shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

扁妙の滝で氷遊び

最近とても寒いですね。全国的にも観測史上最低気温を記録した場所が多いそうで。寒いのは辛いものの悪いことばかりではありません。滝が凍るのです!

私が知っている限り、兵庫県内で凍る滝は2つ。笠形山の扁妙の滝と六甲山の七曲滝です。毎年厳寒期になるとどちらかの滝が凍らないかなーっと天気予報を見ているのですが、今年はこの寒波で確実に凍るだろう!と思ったので扁妙の滝へ行ってきました。ここ数年は暖冬で凍結する気配もなかったので期待感は高まります。

前夜はいそいそと準備をして早寝し、シッカリ早起きして極寒の中移動です(現地付近はマイナス6度でした)。扁妙の滝は「グリーンエコー笠形」という施設内にあるのですが、案内所で確認すると「完全凍結です!」とのこと。ワクワクしながら山を登ると…しょぼい!!!確かに完全凍結はしていました。でも水量が少ないせいか氷の量も少なく迫力に欠けます。なぜ文章で説明しているかというと、あまりの落胆具合に滝の全景を1枚も撮っていなかったから。例年は1月下旬から2月上旬がシーズンなので今年は半月ほど早いことになります。恐らく厳寒期に入ったばかりの最初の寒波なのであまり氷が育っていなかったのでしょう。早すぎたんだ。。。

比較的氷が育って迫力があった時の記事を貼っておきます。ご参考まで。

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嘆いていても仕方ありません。全体像がダメならマクロで氷を撮る方針に変更です。色んなパターンを想定して機材は持ってきています。等倍マクロレンズも三脚もレリーズもある!(そのせいでリュックが重い。広角レンズは出番なしガラスと金属の文鎮状態)


氷の世界。こういう写真は高解像なGFXの面目躍如ですね。バキバキで気持ちいい。

黒と白。氷の写真を撮っていて目を引かれるのは氷ではなく背景の岩の黒。吸い込まれそうです。

氷の浸食。岩が氷に飲み込まれそう。そういえば、氷と岩の間には隙間があって水が流れています。不思議不思議。

水は氷へ。氷瀑の撮影で面白いのは、滝周辺の何もかもが氷になること。1枚目は氷だけにフォーカスして撮りましたが、こういう凍りついた植物も面白いですよね。

そういえば三脚をポイと地面に放置していたら、10分ほどで設置面が凍りついていました。撮影中は興奮しているので体は温かいものの、現地の気温は氷点下なんですよねぇ。


 よく撮れていた氷の写真はごれぐらい。氷の量が少ないと写真のレパートリーも乏しいです。できれば今シーズン中にもう一度ぐらいバキッと氷結して欲しいですね。