shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

44×33センサーのお気に入りポイント

GFX100Sは1億画素というスペックが目立つ存在です。同じく階調豊かでトーンが美しい…という事も言われていますね。ですが階調とかトーンというのは客観的に分かりにくいと思っていました。

GFXを買った当初は何が違うのか良く分からなかったのですが、APS-C機を使っていた頃と比べると「嫌だなぁ」と思っていた部分が改善している事に気づいたのです。今回はその嫌だった部分が無くなったverの写真が撮れたのでご紹介です。

 

この写真の右上の雲、結構暗いですよね。APS-CのXシリーズを使っていた頃はこの雲のシャドウ部分に物凄く色ノイズが発生していたのです。色ノイズを隠すためにシャドウ部分の露出を抑えて現像するのでコントラストが高くなるのですが、ちょっと私のイメージ以上に強くなり過ぎる場合が大半でなんだかなぁ…と思っていました。が、今はそんなストレスは皆無です。

 

こちらは西日が厳しい写真ですね。海のハイライトは飛んでる部分が最低限で済んでいる印象です。Xシリーズだともっと派手に飛んでいたと思いますが、実はその描写は好みでした。明るい部分は飛んでもいい派なのです。GFXの良いところは画面左下の砂利部分。ここの飛びが少なくコントラスト高いながらもギスギスした感じはありません。Xシリーズだとちょっと厳しかったんですよねぇ。

 

こちら、なんて事ない写真ですね。ですが1枚目と同じく雲のシャドウ部分が綺麗ですし、海のシャドウも自然にスッと落ち込んでいて好感が持てます。

 

簡単ですがこんなところです。どれも「ダイナミックレンジが広い」という部分ですね。ダイナミックレンジが広いと何なのよ!?と思っていた頃もあったのですが、ハイライトとシャドウが綺麗に撮れるよ、という結論で今の所納得しています。恐ろしいのはこれに慣れてしまう事。贅沢な事に「ん、ま、こんなもんでしょ」と思っちゃうんですよねぇ…ちゃんと感謝しないと!