はじめに
今年の春にGFX100Sを購入し、もう2021年の年末になってしまいました。長かった様な短かった様な…今まで10年以上写真を趣味にしてきましたが、この1年はとても変化の多い年でした。今回はその内容を振り返ってみようと思います。
写真と文章には直接関係はありません。今年GFX100Sで撮ったお気に入りの写真を掲載しているので、箸休め的にご覧ください。
GFX100Sを半年使ったレビュー
最初はこの内容で記事を書こうと思っていました。内容を考えるにあたって、以前自分の書いた1ヶ月使用レビューを読んでみるとあんまり感想や思っていることは変わっていなかったんですよね。なので「写真生活の変化」というテーマを捻り出す事になった次第です。
GFX100Sを使って変化したこと
使用1ヶ月と8ヶ月であまり感想は変わらなかったものの、私の写真環境は結構変化しました。色々あるのですが今回は以下4つをご紹介しようと思います。
- Velviaの使用率が上がった
- ネックストラップをやめた
- 子供の写真を撮る枚数が増えた
- プリントと写真集に興味が出てきた
Velviaの使用率が上がった
フジのカメラの大きな特徴はフィルムシミュレーションですよね。最近人気なのはエモい系のクラシックネガやエテルナ辺りでしょうか。ですが私が今年気に入ってるのはVelvia。正直100Sを購入するまでは「コントラストと彩度が高くてメリハリはあるけどちょっとシャドウにマゼンタ乗っててクドイなぁ」と思っていました。が、今は嫌味が無くなって使いやすいんですよね。色とコントラスト、両方に深みが出た(トーンが豊かになった?)気がするのです。これは高画素由来なのか、センサーなのか、プロセッサの世代なのか、私の好みが変化したのか…。ちなみに普段はProviaをベースにしてて、色が欲しければVelvia、光が欲しければPRO Neg. Hi、ローキーに撮りたければクラシックネガ、子供はAstiaに切り替えて使ってます。
ネックストラップをやめた
私は今まで使ってきたほぼ全てのカメラにULYSSESのレザーストラップを使っていました。皮の質が良いので信頼性が高く、そしていい匂いなので使っていて気持ち良いのです。長く使っても「劣化」ではなく「エージング」するのでオススメですよ。
しかしGFXを運用するようになって重量面が厳しくなってきたのです。撮影中首から下げると首が痛いですし、そもそも撮影以外の移動時はカバンが超重くて肩が凝ります。やっぱり大きさと重さはこのシステムの弱点。。。そこでSPIDERのカメラホルスターを導入しました。これはlko Allexandroff氏がYoutubeの動画で紹介しているのを見て以来興味があったんですよね。ただ剥き身でカメラを腰からぶら下げるのはちょっと怖くないか?とも思っていたものの、別にカメラストラップと変わらないか…と考えて導入した次第です。
結果は大正解!人間の腰って肩や首より頑丈なんですねぇ、、、機材重量は変わらないのに明らかに体は楽です。そしてカメラが腰だとカバンが羽の様に軽い!これは助かります。剥き身でぶら下げるのも直ぐに慣れました。ただしかなり目立つらしく、先日写真展を見に行ったときは受付の(大阪の)おばちゃんに「ンまっ!ンまっっ!GFXそんな無造作にぶら下げて凄いわっっっ!」みたいな反応されました。
子供の写真が増えた
100S購入前はGFX50Rを使っていました。その頃から娘の写真は結構撮っていたのですが、今年は撮影枚数が大幅に増えています。理由は100Sの失敗率の低さだと思われます。特にGF50mmと組み合わせた場合、位相差AF+LMの組み合わせが力を発揮するので失敗が少ないです。それにAF-Cと瞳認識も実践で役に立ってますよ。これらの効果で失敗写真が減った結果、相対的に子供の写真が沢山残る事となりました。(GF80mmはAFモーターの初動にラグがあるので子供撮影には使えないです。基本MF運用です)
最近は知人友人に子育て世代が増えてきたので、遊ぶ機会には自分の子供以外もしっかり撮ってカメラマンに努めるようにしています。スマホのカメラがいくら優秀とはいえ、GFXの絵は次元が違いますからね。結構皆さん違いを分かってくれて好評なんです。
プリント・写真集・写真展に興味が出てきた
これは「子供の〜」の話も同じなのですが、超高いカメラを買ったので色々活用しなければ!という意識が活動理由の源泉にあるんですよね…分相応とは言えない金額なので、しっかり有効活用して元を取らねば!という貧乏性が発動しています。
プリントや写真集というのは、写真活動の幅を広げようというアプローチです。せっかくGFX100Sで撮った写真ですから、いろんな方法で活用したいんですよね。それになかなか思い通りに撮影に行けない昨今なのでメインの撮影だけでなく、プリントで表現したり写真集や展示で見たり、兎に角いろいろやってみたい&写真にいろんな形で関わりたいという思惑。
同時に「今」1億画素で撮影する事にはきっと意味がある!とも思っています。思いたいだけかもしれませんが。デジタルデータは(今のところ)保管環境が整っていますし、高画質で高品質な写真は将来的見返す時にきっとプラスになると思うんですよね。デジタル処理という観点からも、オリジナルが高画質であることはメリットな筈です。
おわりに
この記事は@しむさん主催のカメラ系アドベントカレンダー【1st Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2021の8日目の記事です。
数年前からこのアドベントカレンダーの存在は知っていて、でも担当はどう決まってるんだろう…?と思っていたら、早い者勝ちの挙手制だったことに今年気づいて手を上げてみた次第です。私自身は沼へ誘うつもりは皆無ですが、GFXが気になっている方の参考に少しでもなれば幸いです。
前日は(すぱ@photoさん)のGX680シリーズの沼深いお話でした。
明日は(hanisandayo)さんの記事のです。
クリスマスまでまだまだ沢山の投稿が控えていて楽しみですね!