盛夏2022 vol.大山祇神社

しまなみ街道の中間地点の大三島にある、大山祇神社に行ってきました。この日は猛暑日で強烈に暑く、朝の時点でもわっとした空気が立ち込めていました。おかげでちょっと歩くだけで直ぐにじっとり全身に汗をかきます。なかなか厳しいコンディション。

湿度が高い曇天なのでクリアで抜ける様な写真は撮れません。最初にいくつかフィルムシミュレーション／ホワイトバランス／露出の設定を調整して、露出アンダー目のクラシックネガで撮ることにしました。正直得意なフィルムシミュレーションではないものの、この蒸し暑くタマラン状況に一番マッチしていて、かつ「嫌な夏」の雰囲気は感じなかったのです。このフィルムシミュレーションは色が転んでコントラストが付くので、ハイライトが飛ばないところまで露出アンダーにします。当然シャドウは潰れますが、そこはGFXのダイナミックレンジに頼ったり光の加減で被写体を選んだり。こういう風に写真を撮っていると、構図というのは被写体のバランスだけでなく、撮りたい意図やカメラの性能で線を引くものだなぁと感じます。難しい。

ちょっと文章が長くなりました。シンプルにまとめると、「湿度が低い日はノスタルジックネガが合う」という私の経験則があるのですが、クラシックネガはその逆なのでは…？という気づきがあった撮影でした。