牛窓港からの夕日を撮りたくて、それまでの待ち時間に牛窓市街をぶらぶらスナップしていました。時間潰しのつもりがちょうど良い光が差すのでどんどん楽しい気分に。自分の好きな景色を撮っているとあっという間に時間は過ぎてゆきますね。
こういう夕方前の空や屋根のシルエットを見ていると、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章(家路)が頭の中を流れます。そろそろ帰らないと!という焦りと、まだ遊べる!という後ろ髪を引かれる様な感覚が入り混じった気分になるんですよね。夕方、そういう音楽が流れる場所で育ったわけでは無いのですが…刷り込まれてます。
ペットボトルのハイライトしか見ていませんでした。
こちらは車のフロントマスクしか見えてませんでした。
この写真は上の2枚と違って単体の被写体ではなく全体のバランスを取った写真。
デカイカメラで写真を撮っているとそれなりに目立つらしく、結構な頻度で話しかけられます。こういう街で他所者に話しかけるタイプの人(ご年配の場合が多い)は正直苦手なのですが…反面、癖のある祖父母に可愛がられていたので長々付き合ってしまったり。人物撮影が好きな人は、話してる最中に撮らせてもらったりするんでしょうね。そういう場合はライカやコンパクトで綺麗なカメラがいいのでしょう。間違ってもGFX100S + GF32-64mmの組み合わせでは無い。
かなり光線が斜めになってきました。この路地を抜けたら牛窓港です。一番の狙いの夕暮れ時の写真を前に、既に結構満足しちゃってます。