先日ご紹介した「トーンを見る現像」は個人的に興味深いアプローチでした。早速トライしたものの試行回数は少なく正直全然自分のモノにできていないので、本日も試してみることに。対象は少し前に撮影した空と雲の写真です。違いが出やすいかな?というチョイス。
Lightroomストレート現像
最初はストレート現像です(jpeg撮って出しではありません。どれだけ近いかはFUJIとAdobeの協力度合い次第でしょうね)。フィルムシミュレーションはノスタルジックネガで、露出を少しだけプラスにした記憶があります。まぁフツーですね。
いつもの現像(感覚)
トーンカーブで露出を切り詰め、テクスチャを+20、精細度を+15、かすみの除去を+10、色被り補正でマゼンタを少し抜き、最後に露出を+0.20しています。個人的にノスタルジックネガの魅力はシアン掛かったブルーだと思っているので、意図を現像に反映できたかな。調整項目はだいたい決まっています。なので所要時間は30秒ぐらいですかね。
トーンを見ながら現像(モノクロ)
先日紹介した方法でモノクロ化し、あーでもないこーでもないとこねくり回して迷子になった結果です。モノクロ化するとトーンではなく雲の解像やウネリを強調したくなってしまいました。題材がテーマに合っていなかったのかもしれません。5分ほど試行錯誤して「もういいや」な状態です。
トーンを見ながら現像(カラー)
上のモノクロ写真から「彩度」「自然な彩度」を中間点(ゼロ)にまで戻したのがこちら。うーん、ちょっとやり過ぎ感が…フィルムシミュレーションもノスタルジックネガではなく、Velviaみたいなコントラストですね。青の色合いはPROVIA寄りでしょうか。ぱっと見、空は暗過ぎな印象です。大きいモニターで見ると結構深い青なんですけどね。プリントしたら違うのかな…