shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

トーンを見る現像②

先日ご紹介した「トーンを見る現像」は個人的に興味深いアプローチでした。早速トライしたものの試行回数は少なく正直全然自分のモノにできていないので、本日も試してみることに。対象は少し前に撮影した空と雲の写真です。違いが出やすいかな?というチョイス。

Lightroomストレート現像

最初はストレート現像です(jpeg撮って出しではありません。どれだけ近いかはFUJIとAdobeの協力度合い次第でしょうね)。フィルムシミュレーションはノスタルジックネガで、露出を少しだけプラスにした記憶があります。まぁフツーですね。

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FUJIFILM GFX100S, GF50mmF3.5 R LM WR, ƒ/8 1/420 50 mm ISO 400

いつもの現像(感覚)

トーンカーブで露出を切り詰め、テクスチャを+20、精細度を+15、かすみの除去を+10、色被り補正でマゼンタを少し抜き、最後に露出を+0.20しています。個人的にノスタルジックネガの魅力はシアン掛かったブルーだと思っているので、意図を現像に反映できたかな。調整項目はだいたい決まっています。なので所要時間は30秒ぐらいですかね。

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FUJIFILM GFX100S, GF50mmF3.5 R LM WR, ƒ/8 1/420 50 mm ISO 400

トーンを見ながら現像(モノクロ)

先日紹介した方法でモノクロ化し、あーでもないこーでもないとこねくり回して迷子になった結果です。モノクロ化するとトーンではなく雲の解像やウネリを強調したくなってしまいました。題材がテーマに合っていなかったのかもしれません。5分ほど試行錯誤して「もういいや」な状態です。

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FUJIFILM GFX100S, GF50mmF3.5 R LM WR, ƒ/8 1/420 50 mm ISO 400

トーンを見ながら現像(カラー)

上のモノクロ写真から「彩度」「自然な彩度」を中間点(ゼロ)にまで戻したのがこちら。うーん、ちょっとやり過ぎ感が…フィルムシミュレーションもノスタルジックネガではなく、Velviaみたいなコントラストですね。青の色合いはPROVIA寄りでしょうか。ぱっと見、空は暗過ぎな印象です。大きいモニターで見ると結構深い青なんですけどね。プリントしたら違うのかな…

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FUJIFILM GFX100S, GF50mmF3.5 R LM WR, ƒ/8 1/420 50 mm ISO 400

いつもの現像とトーンを見て現像した写真の比較

どうも今回はテーマと題材写真が噛み合っていなかった様で、自分の中での手応えはサッパリな結果に終わってしまいました。個人の好みとしては30秒で調整した普段の現像の方が圧倒的に好みです。特にフィルムシミュレーションの特徴が消えたのは驚きでした。後から添加すればいいのかもしれませんが…せっかくフジフイルムのカメラを使っているので、フィルムシミュレーションの恩恵はりっかり受けたいところです。写真にマッチした現像手法を、複数自分のモノにするのは大変です。
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