先の休日、京都の哲学の道をGFX片手に散歩してきました。冬、京都、雨上がりの曇天というシチュエーションだったので、自然と写真はアンダー目になりました。悪く言えば暗い。。。でも色んなフィルムシミュレーションを使い分けながら撮り歩くのは楽しいですね。天候が悪いと動き始めるまでは時間が掛かりますが、撮り出してしまえばどんな状況でも撮影は楽しいです。
哲学の道は銀閣寺から南禅寺辺りまで、疏水の側を歩ける散歩道です。水が南から北に向かって流れているのを見ると(瀬戸内の民なので)ちょっと違和感ありますね。
季節的にも気候的にも映える植物は椿ぐらい。でもね、このシックな緑がいいのですよ。背景に使えば綺麗なボケが発生しますし。フィルムシミュレーションはクラシックネガ。アンダーに撮ると緑が美しいです。
今回の散歩のお目当ては法然院。東山の山間に佇む小さなお寺です。有名なお寺だと思うのですが、境内はしっとりとした静けさに包まれていて落ち着けます。人気の観光地に疲れてしまった方にはオススメですよ。
ブラブラ散歩しているとこういう被写体がめに飛び込んでくるんですよ。何やらただならぬ気配を垂れ流している感じ。そして持っていったレンズがGF110mmオンリーだったので、どうしても被写体を真ん中に捉えてドーンバーンな写真になりがちです。
2時間ほど撮り歩いて南禅寺側のBLUE BOTTLE COFFEEに到着しました。ここで一服です。地元にもブルーボトルあるんですが、なかなか行かないんですよね。普段使いにはちょっと高く、行楽気分ならお手軽、といった位置付けです。朝食がイマイチだったので安心確実なお店に入りたい心理でした。
散歩中は曇天アンダー写真だったのですが、この頃には少し日が差していました。緑アンダーな写真ばかり撮っていたので明るい写真も撮れて嬉しい1枚です。
インバウンドが復活した京都、人混みにわざわざ突撃するのは嫌だったので避けていました。しかし冬、雨、早朝の3拍子揃えば快適無敵。街のポテンシャルは折り紙付きなので楽しく撮影することができました。またの機会を伺う事にしましょう。