shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

夜明けの紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)

天文ファンの間で話題になっている、紫金山・アトラス彗星(C2023 A3)を撮影しました。ここ最近はご無沙汰ですが、娘ちゃんが生まれる前までは天体撮影や観測が好きだったので、この彗星の到来をひっそりと楽しみにしていたのです。

9/27日に近日点を通過した辺りから「撮りたい!!!」とは思っていたものの、天候や体力に恵まれず活動出来ていませんでした。が、本日ようやく撮影することが出来ました。

 

須磨浦公園より、大阪湾ごしに信貴・生駒山より昇る紫金山・アトラス彗星。

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FUJIFILM GFX100S II, GF45-100mmF4 R LM OIS WR, ƒ/5.6 5 秒 100 mm ISO 1600

3時半起床、4時過ぎに撮影地着、4時半セットアップ完了、5時に撮影…という流れでした。本当は六甲山から撮影したいなぁと思っていましたが、前日は残業&翌日は客先打合せというお仕事スケジュールだったので断念です。

 

210mmの望遠レンズで撮影した写真はこちら。

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FUJIFILM GFX100S II, MAMIYA-SEKOR ZOOM ULD C 105-210mm F4.5(210mm) , ƒ/5.6 1 秒 210 mm ISO 800

 

彗星の撮影、めちゃめちゃ難しかったです。

今朝は天頂はよく晴れているのに東の低空にどっしりとした雲+薄雲のオプション付き、そのため彗星の発見が遅くなってしまいました。当初は「35mmの画角で撮ればパッと発見→導入できるだろう」と思っていたのですが、これが大間違いで甘かった。。。5時前から必死に探すも薄雲に邪魔されて全然見つからない!

心眼を凝らしてようやく発見したのが5時5分、望遠レンズに付け替えて撮れたのが5時10分、刻々と空が明るくなる状況では1分1秒が大事なのですが…正直、もっとやれる事はあったなぁという後悔は結構大きいです。久しぶりにポロっと活動して写真に収める事が出来ただけでも十分なんでしょうけれどね。双眼鏡でも全く見えなかったので、宇宙の壮大さや旅をしてきた彗星に想いを馳せる事が出来なかったのも残念です。

 

南半球で撮影された素晴らしい!写真を見るに、彗星の尾っぽは長そうです。地球に最接近する10/12以降は北半球でも条件が良くなるので、また撮影したいです。

最後に、待機中に撮ったオリオン座を。久々の天体撮影はとても楽しかった…あと、GF45-100mmのポテンシャルは凄い気がします。また天体写真撮りたいなー!!!

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FUJIFILM GFX100S II, GF45-100mmF4 R LM OIS WR, ƒ/5.6 5 秒 45 mm ISO 12800