昨日投稿したM45の写真に加えて、八塔寺ではもう一つ、新星景写真の練習をしました。
新星景写真とは、星は長時間露出で綺麗に写っており、且つ、地上景も流れていない写真のことです。シンボリックな地上景を使えばゴージャスな写真に仕上げることが出来ます。
練習で撮影した写真はこちら。私が八塔寺でいつも眺めている景色はこんな感じです。
撮影も画像処理も難しいので、地上と星の境界がブレてしまいましたが。。。まぁ初めてなので仕方ないですね。
さて、普通の星景写真は、星追尾をするので地上の風景は流れてしまいます。
露出時間を長くすればするほど、地上の流れは大きくなってしまいます。星の綺麗さと地上の景色は両立しません。
しかし、星追尾の写真と地上を固定撮影した2種類の写真を用意し、
星追尾(加算平均合成)
星追尾(比較明合成)
地上景(固定)
の3種類の画像を作成、上手くマスク合成することで、星も地上も美しい写真に仕上げることが出来るのです。
私は「二値マスク合成による新星景写真」という手法で作成しました。こんなページを作って下さってありがたい限りです。
もう一つ、木村芳文さんの撮影された「天と地と白山」というシリーズは大変美しいのでオススメです。写真集は1600円ですが個人的には超お買い得だと思っています。サンプル写真もあるので是非ご覧下さい。
なにやら最後は宣伝っぽくなりましたが…今回の撮影&画像処理でなんとなくの勘所は分かりました。ロケーションの選定がとても難しいので簡単には撮れませんが、今度もチャレンジしていきたいですね。