shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

MAMIYA SEKOR C 210mmF4.0N試写

またもや新たなマミヤレンズを入手してしまいました。SEKOR C 210mmF4.0N、フルサイズ換算で170mm相当となる望遠レンズです。

同じ焦点距離をカバーする105-210mmF4.5のズームレンズも持っているけれど、某オクで極上美品が3000円だったので入札しておいたら落札していた…というのが購入の経緯。105-210mmは良くできたズームレンズなので、単焦点の210mmとの違いが気になるところですね。しっかり比較したいところですが、時間が取れていないのでまずは単体で試写してきました。


最初は近景から。SEKOR A 150mm F2.8Nの時にも撮影した百日紅です。しっかりした描写で色も綺麗ですね。ただし最短撮影距離は2.5mなので撮影倍率は低め。105-210のズームと比べると、こういうシチュエーションでのボケに差があるんでしょうか…

椿の美。艶々とした質感がしっかり表現されていますね。百日紅の写真と共に絞り開放ですが問題なく使える感じです。なんか質感が良い気がします。

次は中景。こういう景色を撮ると望遠だなぁと感じた1枚です。正直換算170mmでスナップは最短撮影距離の短さもあって厳しいので、運用としては中景〜遠景が良いのではないでしょうか。絞り開放だとちょっとフリンジを感じる場合がありましたが、私の感覚では許容範囲内。

いつもの海。緻密な砂浜とボケた波の対比が面白いです。コントラストと色表現は105-210に優っている気がします。

最後は遠景2枚。この日は空を撮るのが楽しくたくさん撮っていました。1枚目はベルビア、2枚目はクラシッククロームで現像しています。

どんなフィルムシミュレーションを使っても卒なくこなす素直なレンズですが、うまく言えませんがプラスαで魅力的な描写をします。程よいコントラストと解像力で質感が良いからでしょうか…この辺はもう少し使い込まないと分かりませんね。