shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

65:24 - ノスタルジックネガ五里霧中 -

GFX100Sに新搭載されたフィルムシミュレーション、ノスタルジックネガ。アンバーな色合い、粘るシャドウ、豊かな階調が特徴だそうです。GFX100S初日だった昨日は変化の激変を嫌ってあえて使いませんでした。新ボディ新レンズ新フィルムシミュレーションのトリオは絶対に振り回されるだけで使いこなせません。で、2日目の今日は仕事のお昼休みにGF50mmと組み合わせてスナップしてきました。目的はもちろんノスタルチックネガのテストです。

で、結論から言うと、全く使いこなせませんでした。トリオ関係ありません。

フィルムシミュレーションの特徴をどうやったら活かせるのかがサッパリ分かりませんでした。もともと軟調な写真は撮らないのでこの辺は経験値不足が原因でしょう…また公式でも公言されている通り、アメリカンニューカラーを想起させる色調ということですが、私がこのアメリカンニューカラーの事をよく分かっていないため手も足も出ないんですよね。写真史・美術史の知識があればもっとアプローチの仕方が明瞭だったのかも。。。

先日のオナヤミ記事で書いたブレッソンもそうですが、過去の名作をもっと見たいなぁと最近思うようになりました。写真集何か買おうかなぁ…(こういう経験を源泉とした「勉強したい!」という欲求は楽しいですよね。学校教育では微塵も感じなかったですが)

では、ここからはよく分からないなりに撮った写真たちをご紹介です。


アンバーがよく出ました。でも、この椿が綺麗だとは全然思えません。(コレジャナイ)

影や石材の質感が柔らかいですね。これが軟調か…と思うも私の好みではありません。クラシックネガかクラシッククロームを使いたくなります。(コレジャナイ)

以前は喫煙可だった喫茶店。アンバー?ヤニの黄ばみ?(失礼)

ただの空。アスペクト比が4:3だったらiPhoneで撮った写真と見分けつかないかもしれませんね(失礼)

唯一マッチしているかも?という微かな手応えがあった写真。古いアルバムをめくる様な写真を撮ればいいのかなぁ…


写真はここまでです。さて、次はどうアプローチしたものか…正直持て余しております。ただ撮った写真を見返していると、ぶとフランク・ロイド・ライトっぽいかも?という感想が出てきたので、機会を見つけて試してみようと思います。幸いそこそこの距離にあるんですよねー。