shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

GFX100Sで撮る伏見稲荷大社 vol.2 - 攻めるISO Auto

私はISO Autoを常用していて、最高感度や低速SS限界のパターンで3つあるISO Autoプリセットを使い分けています。今回は最高画質で残したかったので、ISO上限は800、低速SS限界はAutoにしました。これで手振れ補正の限界までSSを落としISO上昇は抑えられるはずです。

 

で、実際に運用しているとこの読みは当たりでした。ISOはあまり上昇せずSSがどんどん遅くなります。GF80mmF1.7の場合1/58という数値まで見ました。これはGFX50Rの頃ではあり得ない数値で衝撃です。心配になるぐらい。5000万画素のGFX50Rの場合、SS下限はレンズ焦点距離の2倍と思っていたので…80mmレンズなら1/160、安全を期すなら3倍の1/240ぐらいでシャッターを切りたいところ。それがレンズ焦点距離の数字を割っています。そしてちゃんと撮れば手ブレしません。

 

ただし低速SS限界AutoはGFX100Sに於いてあまりお勧めできないかも…と思っています。XシリーズのIBIS搭載機なら素晴らしいと思うのですが。上で「ちゃんと撮れば」と書きましたが、これは息を止め、脇を締め、体の微妙な揺れを抑え、首掛けストラップでテンションを掛け、柔らかくレリーズする、ぐらいの努力が必要です。まぁそこまですれば失敗率は体感で20%程なので悪くないと思うのですが、ピントチェックが大変なのです。カメラのモニターでは等倍拡大しても微細なブレが分からないことがあり、家に帰ってiPadやPCモニターで確認した時に愕然とした事が何度かありました。「GF80mmF1.7は最新レンズでも絞り開放ならちょっと柔らかいなぁ」と思っていたら超微細なブレだった…という現象が発生するんですね。カメラの進歩で自然に撮影できるようになったとはいえ1億画素は1億画素、信頼しつつもある種警戒して取り扱うべきでしょう。


今回の写真は鳥居をメインにしたものをチョイスしました。最初な定番の構図で、途中から「これだけではダメだ!一辺倒だ!」とちょっと鳥居から外れたり、鳥居をつかてスクエア構図にしてみたり。まぁ今はこれが私の精一杯です。