shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

虫明迫門の曙 vol.2021

先日の日記で待機中の写真をアップしました。今回はその本題です。

タイトルの通り狙いは岡山県の「虫明迫門の曙(むしあげ せとの あけぼの)」です。虫明地域から、瀬戸内海に浮かぶ、牡蠣筏越しに登る太陽を撮影してきました。条件が良ければ空は真っ赤に燃え、海は金色に輝く非常に美しい風景です。日の出の方角的に秋の連休期間でしか撮影できないため、上手く撮影できるかどうかは天候次第、という普通のサラリーマンには運が試される対象でもあります。

 


 

日の出50分ほど前の景色です。低空に少し雲があるものの全体的には晴れていて期待できそうな条件。少し色づいてきたのでシャッターを切りました。レンズはGF50mm、星空の写真を撮った後そのままですね。

 

すぐにGF80mmに交換して撮影。画角を測るためのテストですね。もし空が爆焼けしたらどのレンズを使うか…の画角シミュレーションです。この日は割と頻繁にレンズ交換をしていたので、風景撮影におけるズームレンズの有用性を改めて理解しました。GF45-100や100-200があれば幸せになれたでしょうね。しかしそんな予算は無い。

 

日の出20分前。空と海が本格的にオレンジ色に変化し「ウヒョー!もしかしたら最高の条件になっちゃうの!?きちゃうの!?」とテンション爆上げで、メインレンズのつもりで持ってきたsmc PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4.0に交換しました。

 

が、なんということでしょう。日の出15分ほど前から厚い雲が東の空に張り出してきたのです。このままだと日が昇って数分で太陽は雲に隠れてしまいます。慌てて最も焦点距離の長いsmc PENTAX-FA645 200mmF4.0に付け替えその時に備えます。幸い雲間の焼け具合は綺麗なオレンジなので、日の出直後はまだ望みがアリ。

 

どんどん上空の雲は厚くなります。どうも200mmレンズでは中途半端な望遠具合だったので、いっそ暗い雲も構図に入れようとレンズを120mmに戻しました。結果撮影できた写真はこちら。

この日の気象も含めた1枚に出来たので個人的に気に入っています。欲を言えばもう少し海が金色に輝いてくれれば嬉しかったのですが。なんにせよ、期待の高まる待機時間から急転直下で天候が変わったにも関わらず、しっかり撮影出来たのは嬉しいですね。ボウズは単純に悲しいですから。

 

撮影後、龍野まで移動してモーニングをいただきました。ピザトーストとコーヒーが染みる…この日は2時起きで活動していたので、8時の時点でもお腹はペコペコ。出掛けにバナナとヨーグルトはお腹に入れてたんですけどね。

 

この後はV7さんで走りながら、季節の花を撮りつつ帰宅しました。その時の写真はまた今度ご紹介します。


ちなみに去年も撮影していて、正直条件はこの時の方が良かったです。しかし今年も十分景色と撮影を堪能できたので満足です。願わくば来年も撮影を楽しめますように。

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