shigiphoto days

FUJIFILM GFXシリーズで撮った写真をつらつらとご紹介。

PENTAX6x7とCanonF-1の日

はじめに

先日、防湿庫の整理をする機会がありました。うちには2つ防湿庫があります。1つは私のもの、もう1つは父から引き継いだもの。父の方には叔父や祖父のカメラも入っています。当然フィルムカメラメインで私の趣味でないものが大半なので、放置気味でした。しかし冒頭申し上げた様に整理する機会があり「これは使ってあげたい」というものがあったので引っ張り出した次第です。

FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/4 1/25 64 mm ISO 800

タイトルにあるようにバケペンとF-1です。バケペンは父、F-1は祖父の物。先日この2台にフィルムを詰めてスナップしてきました。今回はその感想戦。フィルムは現像中なので返ってきたらまた写真をご紹介しますね。

 

Canon F-1

キャノンのFDマウントカメラです。手に持つとコンパクトながらズッシリと重量を感じます。レンズは50mmF3.5マクロが付いていました。ファインダーは暗く覗いても感動はありません。シャッター音は「パキンッ!」と甲高い金属系。でも音は小さめで小気味いいです。135フィルムなので36枚撮り、最初はそんなに撮れるかな?と思っていましたが、1日でサクッと使い切れました。「いいな!」と思った瞬間に躊躇なく、そして澱みなく操作できる、いいカメラだと思います。特に、私が普段使っている1950年代の中判カメラはSSが1/500のところ、F-1は1/2000で切れるのは感動。日本製の良いカメラって感じです。

 

PENTAX6x7

通称バケペン。お化けの様なペンタックスという意味らしいですね。父のカメラは1型で上から覗き込むタイプのファインダーが付いています。バケペンはファインダーの種類がたくさんあって面白いです。ファインダー部分がバコッと外れるのはびっくりしました。父はこのカメラを天体撮影に使っていたそうで、バルブ撮影時に電池を食わない無電源改造が施されています。でも電池を入れれば普通に使えるので支障はありません。

で、フィルム1本分、10枚をスナップしてみた感想は…

分かっていましたが異常に重たいです。使ったレンズがSMC TAKUMAR 55mmF3.5という重量級だったことも起因していますが、小一時間持っているだけで腕がしんどくなり、最後は抱える様に持っていました(重量3kg弱っぽい)。あとデカい。手持ちの最も大きいカメラバックに、ファインダーを外してなんとか入れることができたレベル。車移動で三脚据えて風景撮るなら大丈夫ですが、電車移動スナップとか、はたまた登山とか、全然向かないです。今回はよし撮るぞと意気込んで持ち出したものの、ちょっと今後持ち出すのは躊躇しますね。。。使っている間はずっと「センサーサイズは違うけどGFXはコンパクトで軽くてサイコー!21世紀サイコー!」って思ってました。

ただしファインダーの見え味は抜群です。覗き込むと高精細で明るい世界が広がっており、ローライコードのスクリーンで感じた「え、この見えてる世界が撮れるの?フィルムに定着でできちゃうの?」という感覚がありました。光学系がデカイというのは正義ですね。シャッターは信じられない音量で「バチャコン!」という音がします。私、シャッター音やフィールは静かで静粛が好み。しかしバケペンは潔いというか、突き抜けていて逆に気持ちいい、と感じました。

 

おわりに

今回は主役カメラで撮った写真が無いのですが、使ってみた感覚が消えないうちに感想を書こうと思い、この様なスタイルになりました。まぁどちらの機種も使っていて楽しかったものの、バケペンは機動性低すぎ、F-1は手持ちフィルムカメラ内での優先度が低いので、今後も使用率は低いと思います。でも撮れた写真を見れば変わるかも。早く返ってこないかなー。