先週はPearl Ⅲでスナップ
先の週末はデジカメは持ち出さず、小西六Pearl Ⅲのみで撮影していました。ちょっと現像が溜まっているのでインプットを減らそうという思惑です。ちなみに645フォーマットは私にとって16枚「も」撮れる気軽なスナップ要員。減らそうと思いつつも最大限撮りたいという葛藤の表れですねぇ。
(『フィルムカメラの今後について』というタイトルでアレモコレモさんが面白いブログを書かれていました。私はある程度フィルム価格が高騰してから中判始めたので現状は悲観していませんが、値上げされれば足が遠のくのは自明の理だなぁとは思っています。)
今週はGFX100S + GF50mmでスナップ
さて1週経って本日、満を辞して?(現像は進んでいない…)GFXを持ち出しました。いやぁ撮っていて楽しいです。フィルムだとどうしても 撮るか/撮らない かという判断の基準が高くなってしまう。もちろんそれが良さでもあるのですが試行錯誤は出来ません。そんな余裕は令和の時代には消失しました。でもデジカメなら撮る→修正→撮る→修正のチャレンジが出来て寄せていける。得てして1枚目がベストだった…という事が多いですが、それでも試行錯誤自体が楽しいです。最終的に気に入った写真に仕上がれば、後の写真はサクッと消しても心も財布も痛みませんしね。
この日は山陽電車で2駅の街にあるスーパーに買い出しへ。買い出し兼撮影という窮屈な状況ですが、撮れるだけでもありがたい。
先日、和田岬線の古い車両が3月いっぱいで引退するというニュースを見かけました。数年前まで通勤で使っており、また子供の頃から見慣れた車両なのでちょっと詫びしい気分です。ですが既に車両は何度か撮影していたので改めて撮ろうとは思いませんでした。その思考が頭にあったので、今回は山陽電車を撮ってみた次第です。
撮ってみたといっても車両や駅を絡めてお気楽に撮っただけですけどね。深く考えず、良いなと思った瞬間、ベストバランスを狙って撮る。狙って撮る。狙って撮る。それだけ。
日常的にGFXを使っているメリットは、どんな写真でもしっかりと残せる可能性を秘めているところ(シャッター切るまではね)。10年後50年後に見返した時、たとえその時代の写真を比較して何かが劣っていたとしても、2020年代にしてはいいよね凄いよね、という可能性があります。
出発駅で電車を待っていた10分、到着駅で改札を抜けスーパーまでの5分、計15分でこの撮影は終わり。短いながらも集中していたのか濃密で満足できる時間でした。いい時間だった。