沖縄のホテル。15年ぐらい前?に流行ったコンクリート打ちっぱなしでした。今の感覚ではちょっと古いけど、当時は新鮮に感じたなぁ…なーんて思っていました。
ここ数年写真界隈で流行っている「エモいフィルム」調、実はあまり好きではありません。
というのも子供から大人に向けて成長している時代って、親や祖父母世代の文化、ダサく感じまるじゃないですか。それも絶望的に。「ダサい時代から脱出して新しい物を追い求めるんだ!」と本気で思っていたのです。当時はポリカーボネートを使ったiMacを代表とした、クリアでカラフルな色調が流行っていたので、色相の転んだ濁ったネガは「脱出すべきもの」の象徴でした。
新しい物を取り入れるのは好きですが、過去に「ダサい」認定した物を改めて「ヨシ」として受容するのは難しい。それよりも更に古い物はレトロ扱いになって、自分にとっては物珍しい=新しい判定になるので好意的に。でもそれだって誰かの青春時代の「ダサい」だったのでしょう。
特にオチはありませんが、どんな時代でも自分の好みを迷いなく貫ければ人生楽しいのかなぁ…なんて色々考えた後にぼんやりと思いました。おわり。