はじめに
新しいバイクを購入しました。タイトルの通りMOTO GUZZIのGriso 1100という車種です。グリーゾ、と読みます。もともと同じメーカーのV7 Specialというバイクに乗っており、乗り換えというカタチ。V7は大変気に入っていて丸7年も乗っていました。不満や故障は無く楽しいバイクです。
しかし、ずーっとGrisoに憧れていたんですよね。程度の良い車両があれば乗りたい!と何年もひっそり探していたのです。そして先日とうとう見つけた、という流れ。いやー長かった。
FUJIFILM GFX100S II, GF50mmF3.5 R LM OIS WR, ƒ/3.5 1/340 50 mm ISO 160
購入理由とファーストインプレッション
Grisoが欲しかった理由は
- 見た目がめっちゃ!好み
- ビックブロックに乗ってみたい
の2つです。
「乗らない方がいい理由」はこの10倍ぐらい挙げられそうですが…まぁ憧れというのはそういうものですよね。
初めて乗った感想は
- なんてガシャガシャうるさいバイクなんだ
- エンジンは思ったより普通…?V7とあんまり変わらない
といった感じです。V7が良く出来ている事実を改めて実感しました。Grisoが全てにおいて上回っていて感動に咽び泣く!とかではありませんでした笑
だた、購入先から自走で帰ってくる最中にふと「排気量が違っても、ビッグブロックでもスモールブロックでも、グッツィはグッツィなんだなぁ。素晴らしいなぁ」という感想が頭に浮かびました。この実感を得られたのは自分で所有したからこそですね。
Grisoの良いところ
まずはタイヤを交換しました。Fタイヤが妙な段減りを起こしていてハンドリングが異常だったのです。効果は絶大!マトモに曲がれるようになりました。そこで200kmほど慣らしをした結果
- 重量やホイールベースの長さはあんまり気にならない(停車時、走行時共に)
- コーナーの走らせ方はV7と同じ系統、分かる、分かるぞ!
- 現状何も滴ってないし、漏れてもない
といった感じです。特にコーナーの走らせ方がV7と同系統だったのが嬉しい発見でした。前後サスペンションがフルアジャスタブルなのでセッティングが難しそうですが、Fフォークのプリロードを少し触った時点で走らせ方の基本は掴んだ気がします。
このバイクは乾燥重量230kg&ホイールベース1560mmという重厚長大なバイクですが、思いの外ヒラヒラと走れます。コーナーにスッと侵入し、体勢を整え、エイペックスを超えたところからアクセルを開ける。すると(V型縦置き2気筒由来の)波のあるトルクがアスファルトを蹴ってグイッ!グイッッ!!グイッッ!!!と曲がってゆきます。V7に比べて排気量が増えた分、トルクが蹴る感触が強くて気持ちいい。
まだまだ試行錯誤中ですが乗りこなせたらめちゃめちゃ気持ちよさそう。現状ですら、うまく走れると脳内でイロイロな良い物質がジョバーっと出てるのを感じます笑
気になるところ
- 意外と低速トルクない
- ハンドル遠すぎる(前オーナーがライザー装着済みにも関わらず)
- サイドスタンド遠すぎる
- Uターンは非常に難しい
- 燃費悪い(17km/L)
- クラッチがたまに完全に切れない
- リアブレーキ効かない
- フロントブレーキもあんまり効かない
ブレーキやクラッチは諸々交換すれば解決しそうなので、今だけであって欲しい。燃費は…V7さんは23km/LぐらいだったのでGrisoの最初の給油で落ち込みました。しかし排気量の比率1100:750から計算すると16~17ぐらいの数字なので納得かな。メンテナンスやパーツ交換でなんとかなる事だけなので一安心といったところです。
おわりに
Grisoを購入した直後は「気難しいバイクでうまく乗りこなせなかったらどうしよう」「帰る途中で致命的な故障が発生したら…」「全然好みの乗り味じゃなかったら?」などなど不安がたくさんありました。しかし、幸いにしてこれらの不安は杞憂に終わりました。一安心です。
現状、欲しいバイクも憧れのバイクもありません。大変シアワセな状態なので、Grisoを長く楽しく走らせたいですね。おわり