タイトルの通り梅雨の森を撮影してきました。行き先は宍粟市安富町にある「関の大カツラ」。主目的はカツラですが、道中の緑も素晴らしく、思いっきり濃い新緑を浴びることができました。この時期の森は濃い緑とヒンヤリとした湿度が楽しめます。緑からシャドウへのトーンは私の大好物でありGFXの得意分野。つまり思いっきり撮影が楽しめるということですね。
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/8 1/80 32 mm ISO 800
上の写真はカニワ林道に入ったところ。以前訪れた時もここでV7さんの写真を撮っていました。ただし今回は前回と異なり天気は曇天。偶然ではなく緑のトーンが映えそうな日を狙っての再訪です。
GF32-64mmF4.0
この日の機材はGFX100S、GF32-64mm、GF110mm、プリモフレックスという構成でした。私の手持ち機材の中では何でも撮れる、所謂フル装備というやつです。ミニ三脚や補給食を全部詰めたリュックを背負っての登山はキツいですが、撮影の為に頑張ります。重い機材は頑張れるうちに持っておこう！思想です。今使わずしていつ使うのだ！！！
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/8 1/70 32 mm ISO 800
登りは体力温存の為に撮影は控え目、3枚目にしてサクッとカツラの写真です。が、道中はキツイなぁと思いながら登っていました。目的地に着くのは嬉しいものです。
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/8 1/105 32 mm ISO 800
早速周辺をウロウロして撮影ポイントを探します。至る所に目を引く場所があって目移りしますね。周囲全面360度緑なので大興奮。誰もいないことをいいことに「おぉぉおぉ！」とか言いながら撮っています。
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/4 1/150 64 mm ISO 800
カツラの木を撮るには換算25mmではちょっと狭かったです。こういうシチュエーションだとGF23mmや新型のGF20-35mmが欲しくなりますね。そんなに頻繁に使うわけではないので難しいですが。。。それでも必死に映える構図を探して撮りました。
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/8 1/320 32 mm ISO 1600
カツラの周辺は2年前よりも荒れていて、階段は90%ぐらい流出していました。結構な斜面を這い上がる様に移動しながら、撮影は2時間以上ノンストップ。終わる頃には結構疲れましたね。撮影中はアドレナリンが出ていたので全然平気だったんですけれど。
FUJIFILM GFX100S, GF32-64mmF4 R LM WR, ƒ/8 1/180 32 mm ISO 1600
GF110mmF2.0
前半は広角、後半は中望遠のGF110mmにレンズ交換です。個人的に撮影は広角→望遠に切り替えるのがテンポいいですね。最初は興奮にまかせて広角、冷静になって「良いもの」に注視できる様になったら望遠って感じです。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/170 110 mm ISO 800
岩の上の苔と木がイイんです。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/250 110 mm ISO 500
曇天の下でも光には僅かに陰影があって、水場はそれが顕著に出ている感じ。鈍い光を反射する水は、陽光に照らされてキラキラと輝く飛沫とは別の美しさがあります。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/250 110 mm ISO 320
これは帰り道に見つけた石。往路には無かった物です。落石注意。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/250 110 mm ISO 200
復路は往路とは違って緑センサーが満たされているので、ちょっとやそっとでは撮影しません。見飽きたとも言えます。ただし派手さはないもののジンワリ良さの漂っている被写体を見つけやすい気がします。これもただの下草なんですけど、なんだか気になって仕方ありませんでした。いい。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/250 110 mm ISO 320
この道の先にV7さんが待っています。活動を終えてバイクまで帰ってくる直前、好きなんですよね。「V7さんが待ってくれている！」という静かなワクワクがあるのです。
FUJIFILM GFX100S, GF110mmF2 R LM WR, ƒ/2 1/250 110 mm ISO 400
写真はここまで。緑づくは如何でしたでしょうか？私はバイクに戻る頃には、緑を浴びすぎて肌まで緑に染まった心持ちで大満足でした。少しでも緑のトーンを感じて頂ければ幸いです。
