はじめに
4月の頭に夙川で桜の撮影をしていました。メインはもちろんGFX100S。そして同時にローライコード × Kodak Ektachrome E100を詰めたセットでも撮っていたのです。桜の名所夙川をポジフィルムで撮る。カメラはローライコード、フィルムはE100。トキメク組み合わせでしょう?特にポジのE100は1箱5本で1.5諭吉もする高級品です(知人からお値打ち価格で譲って頂いたフィルムなので私がお金持ちとういわけではない)。高い=偉いではありませんし、需要と供給と世界情勢の結果高騰しているわけですが、やっぱりお値段お高いと特別な感覚にはなりますよね。
ちなみにGFXで撮った写真はこちら。忘れているだけでGFXだって十分高いよ…
4月に撮ったのにデジタイズして公開するのが7月かい!と自分でも突っ込みたくなりますが、今の私にはこの速度感が色々と精一杯。猛暑日線状降水帯な真夏ですが、桜の写真をご覧ください。
朝の光を撮る
この日は頑張って早起きし、6時半に夙川駅に降り立ちました。朝日が差してくるタイミングを狙ってのタイムスケジュールです。狙いはバッチリで朝日に照らされる桜の美しいこと!脳内は大興奮です。ですが興奮を体現してしまうとめちゃめちゃアヤシイので、表面上は普通に桜を楽しんでますよーという程で撮り歩いていました。写真を見返してみると、自分が光ばかり見ていたのが如実に表れていますね(笑
穏やかな河川敷
朝の光の撮影を終え、モーニングを食べてから第二ラウンドです。まだフィルムが数枚残っていたので夙川で撮り切ってしまおうという思惑。ちなみにモーニングを頂いたカフェでローライコード「の」撮影も楽しんでいました。
時間は9時過ぎといったところ。早朝に比べて人出は増えています。しかし騒がしい雰囲気ではなく「みんなで夙川の桜を楽しもうぜ」という緩やかな調和を感じました。(ここの人たちは神戸とはちょっと人種が違うな…さすが高級住宅街、とか思っています)
正直撮影のメインは朝食前に済ませた気分だったので、消化試合的に軽い気持ちでシャッターを切っていました。が、現像から返ってきたポジを見て桜の立体感に驚きました。「立体感」という表現は安易で手垢に塗れている印象なのであまり好きではありませんが、本当に立体的に見えるんですよね。私の使っている二眼レフカメラはどれも1950年代の品なので、いつも使うたびに「70年前にこれだけ撮れればさぞかし嬉しかろうて!!!」と思ってしまいます。
おわりに
二眼レフの撮影枚数は12枚。そのうちブログにアップできるな、という出来の写真は8枚でした。2/3。多いのか少ないのか。まぁ「自分で撮ったお気に入りのポジが8枚増えた!」と考えれば納得ですし満足感大です。ミスもトラブルもありませんでしたしね。
私はE100の他にもポジフィルムはVelviaとPROVIAをストックしてます。早朝の桜はFUJIFILMよりもKodakの方が合っている気がしたのでチョイスしたのですが、その判断は間違っていなかったなぁとポジを見て思いました。中判カメラを初めて(4月で)1年弱、だんだん色々なフィルムの特徴もわかってきた気がします。少々お高い趣味なのは否めませんが、これからも頑張って楽しみたいと思います。
そうそう、モーニングのお店ではローライコード本体を撮っていましたが、ローライコードのスクリーンも撮っています。よければどうぞ。
先日、Twitterで交流させてもらっている あめちゃんさんが、PENTAX645 × E100の記事を作成されていました。ナイスタイミングです(笑 どの写真も素敵ですが、特に国立新美術館の写真は存在感がすごくて素敵ですよ。