長かったこのシリーズもこのCLASSIC Neg.編で最終回です。ちゃんとした?ブログの記事っぽくしてみようと思っていたのですが、結構大変でした。お仕事とはいえブロガーってすごいですね。や、文章書いている人全般か…
最後にCLASSIC Neg.を残したのはマイブームだから。最も使いやすく気に入っているのはPROVIAですが、今使っていて楽しいのはこちらです。ハイライトとシャドウの落差が大きく、色合いも独特なので印象的な写真になるんですよね。更に成功写真と失敗写真の差も激しいです。当たれば満足度は非常に高く、外れると所謂「高画質なクソ写真」を量産することになりますが、この癖をコントロールするために色々考えるのが楽しいのですよ。あと、注意しているのは「エモ」過ぎる写真にしないこと。印象的な色合いとはいえ、やり過ぎるとただの色被りです。過ぎたるは猶及ばざるが如し。何事もほどほど適当が1番だと思うんですよね。
CLASSIC Neg.を使う場合は結構明確な線引きがあって、具体的には
- 露出は適正以上
- 明暗差が大きい
- 緑成分がある
- カラフルではない
等の要素があれば採用を検討します。逆にローキーだったりシャドウの強い写真は適していないかと…コンクリや石垣、木の幹なんかは苦手ですね。ハイライトは飛びやすいので要注意。この点はダイナミックレンジの広いGFXシリーズはXシリーズに比べて有利です。
山に隠れる寸前の太陽に照らされるススキ。本当の夕暮れまではまだ時間があるのでオレンジではありません。緻密な描写と白い光がマッチしていて美しいです。
遠景でも緻密さとハイライトの傾向は変わりません。
時間経過と角度次第で光の具合がどんどん変わってゆきます。
どっかんフレアが発生。このフレアだけはコントロールが難しい…
唯一GF63mmで撮った写真です(今日の写真は他は全部SEKOR A 150mm)。画角とフレア以外はぱっと見違いが分かりませんね。
ということでススキ写真をいろんなフィルムシミュレーションで現像してみたシリーズ、これにて終了です。厳密に各シミュレーションの比較はしていませんが、同じ被写体、同じ時間、同じ光源でも雰囲気は大きく変わり、その違いは見て頂けたかと思います。頑張った過去編はこちら。
PROVIA編
Velvia編
Eterna編
CLASSIC CHROME編