ローライコードを入手してからというもの、ポジフィルムでの撮影を楽しんでおります。が、実はそのフィルムの大半はVelviaなのです。
Velviaで撮る空の色にすっかりやられてしまって、フィルムも大量に確保しています。PROVIAやネガ、モノクロはお付き合い程度…
これだけあれば躊躇なく使える! pic.twitter.com/i5uk9GRzNv
— shigitoki (@shiginununu) 2022年8月16日
フィルムの装填も迷いなくVelviaに手が伸びます。しかしたまには違うフィルムを使おうと思い、今回はPROVIA100Fを詰めてみました。まだ12枚しか撮っていないので大したことは言えませんが、Velvia比で色乗りが控えめな印象です。ただ色がうっすいわけではなく、Velviaのクドい部分が無くなって使いやすいですね。彩度は高くないですが綺麗な色です。滋味のある色、とでも言いましょうか。
こんな感じ。マゼンタが控え目でデジタイズ後の調整が簡単。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/8.0 1/250 75 mm ISO 100, PROVIA100F
空の青は鮮やかなんですが、Velvia比では一歩引いた感じ。あと雲の白は自然です。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/8.0 1/250 75 mm ISO 100, PROVIA100F
強い光源があってもVelviaみたいに水色は強くなりません。ビルのハイライトの金色部分は綺麗で嬉しくなります。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/8.0 1/250 75 mm ISO 100, PROVIA100F
ちょい露出オーバー。海の青が群青色で新鮮です。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/5.6 1/250 75 mm ISO 100, PROVIA100F
だいぶ日が暮れました。やはりマゼンタが控えめで群青色が強い印象です。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/8.0 1/125 75 mm ISO 100, PROVIA100F
参考までに、Velviaで撮った空の写真も1枚。ぱっと見一緒かもしれませんが、特に暗所のマゼンタが強いです。地面と雲の黒い部分。雲にもいろんな色が乗っていて調整が大変です。青空も上半分と下半分で青の種類が違いますし。こういう時、デジカメのオートWBは優秀なんだなぁと実感しますね。。。
Franke & Heidecke Rolleicord IV, Xenar 75mm F3.5, ƒ/8.0 1/250 75 mm ISO 100, Velvia100
今回はPROVIA100Fの写真紹介でした。気に入りました。PROVIAのフィルムがもう一箱欲しくなりましたね(笑 あとは季節によって各フィルムの傾向がどうなるのか…今までフィルムで撮影されてきた方すれは「何を今更」でしょうが、何はともあれ知らない世界に切り込んでいくのは楽しいです。